108.鍵を握るのはバランス感覚

「土地は南向きでいい形にしたほうが良い」 「家は2階建てにして出来るだけ広くしたほうが良い」 これらの考え方は、 多くの方の家づくりのベースとなっているのですが、 この2つを採用すると、 家づくりにかかる総コストが確実に高くなります。

土地と家にかかるコストが いずれも割高になってしまうからです。
ゆえ、個人的には この2つとは真逆の道を行く家づくりを、 出来るだけ予算を抑えながら 家を建てる方法を推奨しています。

✔︎必要かどうかを再考してみる

年々、共働き世帯の数は増えていっていますが、 その結果、奥さんは家事と育児と仕事に追われ、 ホッと一息つく間もないぐらい 忙しい日々を過ごしているのではないでしょうか。
ゆえ、現在は家事負担が減るような 家づくりが主流となっているし、 リビングダイニングキッチンが仕切りなく一つの空間となり、 かつ対面キッチンになっているのも、 実は忙しい女性にとって優しいつくりなんですよね。
例えば、キッチンがダイニングやリビングの方に 向かっているということは、 ダイニングで勉強する子供の様子を見ながら、 食事の準備や後片付けが出来るということですよね。
また、リビングで遊ぶ子供の様子を見ながら、 食事の準備や後片付けも出来ますよね。
さらに、広々としたリビングで勉強をしたり、 遊んでいる子供たちの様子を見ながら、 取り込んだ洗濯物をたたむことだって出来ますよね。

つまり、現在では すっかりスタンダードとなっている対面キッチンは、 忙しい現代人にとって「ながら作業」が出来る ベストな形というわけですね。
そして、そう考えると、 わざわざ洗濯物をたたんだり アイロンがけをするためだけにつくる「家事室」なんかは、 別段つくる必要もなさそうな気がしませんか?

たとえ、わずか3帖という広さだとしても 100万円前後のコストがかかってくるわけですからね。
また、客間(和室)なんかも 本当に必要かどうか考えるべきではないでしょうか。

というのも、そもそもその部屋は、 使っていない時間の方が 圧倒的に多い可能性が高いからです。
仮に親御さんが泊まることがあるとしても、 おそらくその回数は、 せいぜい年に1〜2回程度でしょうしね。
かつ、その時もわざわざ客間で寝なくても、 リビングに布団を敷いて寝るか、 おそらく寝室として使っていないであろう子供部屋に 布団を敷いて寝てもらえばいいだけですしね。

というわけで、 ざっと大体200万円ほどかかるこの部屋も 本当に必要なのかどうかを再考していただくと いいんじゃないかと思っている次第です。

✔︎最大と最小のどちらも考える

仮にあなたが子育て真最中だとしたら 家族の人数が最大か、最大になろうとしている タイミングで家を建てている状態です。
かつ、現在の暮らしが賃貸アパートだとしたら リアルタイムで部屋と収納の少なさに 苦しめられている状態だと思います。
ゆえ、保険的な意味合いも込めて 少しでも広い家を建てたいとお考えになるでしょう。

しかし、やがて子供たちは家を出て行き、 いつかは夫婦だけでそこで暮らすことになります。
つまり、やがて部屋は確実に余るということです。
なので、最大の時ことだけを考えて 家づくりを計画するのではなく、 いつか訪れる最小になる時のことも同時に考えながら、 家づくりを計画してもらえたらと思います。

家の価格も含めて物価が上昇しつつある現在は、 こういった合理的な考え方を持っていただくことが なおのこと大事なのではないでしょうか。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
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107.変動型ローンの2つの条件

ここ最近お会いさせていただく方の多くが、 iDeCoつみたてNISAに加入していたり、 あるいは加入のために 情報を集めていたりするのですが、 これから家づくりをする方は、 例外なく、この2つに加入することを 前向きに検討すべきだと思います。
そして、その原資がつくれるよう 家計の収支を見直すべきなのですが、 もちろん、住宅ローンの返済額を どれくらいにするのかも 建てる前によく考えておくべきことの1つです。

つまり、住宅ローンの負担が 大きくなることによって家計が圧迫され、 iDeCoやつみたてNISAが出来なくなってしまわないよう、 家にかける予算は考えるべきだということですね。

おはようございます。
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また、家の予算をよく考えるとともに、 家づくりのお金のことに関して もう1つ大切なことが、 住宅ローン商品を変動型と固定型の どちらにするのかということです。

この2つのどっちが良いのかは 終わってみないと分からないので、 絶対にこっちにした方がいいとは 言い切れないんですが、 個人的には、現在の金利水準からして、 固定にしておいた方が良いんじゃないか とは思っているんですけどね。

理由は、現在の世界情勢を見る限り、 金融緩和姿勢を貫く日銀も 利上げを実行せざるを得ない可能性が どんどん高くなっているような気がするからです。
とはいえ、固定を選ぶより変動を選んだ方が、 金利も安く返済金額を抑えることが出来るのも事実なので、 今回は、固定よりもやっぱ変動かなーと思っている方に、 その場合に考えておくべきことについて お伝えしていきたいと思います。

✔︎変動金利のリスク

変動金利のリスクは、 金利が景気に連動して変わることです。
それゆえ、もし金利が上昇してもあたふたしないように、 計画的に貯金をしていかないといけません。 また、それと同時に、 当初の固定期間が終わる時に金利の交渉をするか、 あるいは借り換えすることを、 視野に入れておかないといけないのですが、 仮にあなたが、借り換えをすることを 前提として考えているとしたら、 以下のことに注意しておくべきです。


健康状態を維持すること
住宅ローンを借りる時には、 団体信用生命保険に 加入しなければならないのですが、 となると、健康でいることが 借り換えの前提条件となります。
なので、適度に運動することと、 日頃から食事や生活習慣に 気をつけておくことが大事だし、 病気の傾向は血筋も関わってくるかもしれないので、 主債務者となる方の身内の病気の傾向も頭に入れた上で、 住宅ローン選びをしていただくことも大切かと思います。

常にスキルアップしていくこと
住宅ローンは、長期で組むのが当たり前となっていますが、 あなたの職場やあなたの仕事が、 ローンの返済期間中ずっと存在するという 保証はあるでしょうか?
また、途中で業績が悪くなり、 給料が減額されたり、ボーナスがなくなったり、 最悪クビになる可能性だって 全くないとは言い切れないと思います。

なので、職場に依存せず 何が起こってもいいように、 常にスキルアップしていくことも大切です。 借り換えするとしたら、 再び銀行に審査されることになるので、 それなりの収入がないと話になりませんからね。
また、出来るだけ長い間 働き続けられるようにするためには、 かつ、高いパフォーマンスで 働き続けられるようにするためには、 やはり健康でいることが大切になります。

そんなこんなで、この話は、 変動型を選ぼうと思っている方に 限った話ではないのですが、 特に変動型を選ぼうと思っている方は、 健康でいることと常にスキルアップすること、 この2つに関して、 より高い意識を持つようにしてもらえたらと思います。

そして再び話は元に戻りますが、 そもそも論として、 家づくりは絶対に無理のない予算でしてくださいね。
無理をして家を建てても不動産屋や住宅会社が これからのあなたの暮らしに 責任を持ってくれるわけじゃないですからね。
結局、全て自己責任なので、 自分に合った予算設定と 自分に合ったローン選びをしてください。
他人の言動に振り回されないよう雑音を気にせず、 あくまで自分に合った家づくりをすることに 集中してくださいね。

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106.家と土地と固定概念と

家はたとえ同じ面積でも 形によって価格が異なります。
また、縦横のバランスによっても価格が異なります。

例えば、工事面積が120㎡の平屋を建てる場合でも、 縦12m×横10mの家と 縦15m×横8mの家と 縦20m×横6mの家とでは、 壁の施工面積が異なることから、 建築コストも違ってきます。
縦12mの場合、外周の長さは44mですが、 縦が15mになると外周の長さは46mになり、 縦が20mになると外周の長さは52mになるからです。
つまり、縦横の比率が崩れるほど 家のコストは高くなるというわけですね。

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ゆえ、建築コストを抑えるためには、 縦横の比率を限りなく同じに出来る 土地を選べばいいのですが、 では、仮にあなたが建てたい家が、 12m×10mの平屋だとしたら、 一体どんな土地を選べばいいのでしょうか?

✔︎必要な土地の広さの求め方

この場合、 間口が10mの家を建てるとしたら、 車置き場に奥行き約5.5m、 それ以外の建物の周囲に それぞれ通路として1m確保したとして、
間口12m(通路1m+家10m+通路1m)
奥行き18.5m(通路1m+家12m+車5.5m)
が必要となります。
つまり12m×18.5m=222㎡ (約67坪)の土地が必要だということですね。

また、建物の間口を12mにした場合、 土地の間口が14mで奥行きが16.5mとなり、 231㎡(約70坪)の土地が必要だということになります。
なので、あなたが120㎡の平屋を 建てたいとお考えだとしたら、 67〜70坪あたりの広さで土地を探せば、 なんの問題もなく建てられるということになります。

✔︎土地の向きはどの方向がいいのか?

では、土地の向きは一体どれがいいのでしょうか? 南向きがいいのか? あるいはそれ以外でもいいのか?という話です。
先程、土地の面積を試算した時に、 車を置くところ以外の方向は全て ほぼ敷地いっぱいに配置しました。
となると、車を置く方向が南であれば、 問題なく家の中に光を採り込めそうですが、 それ以外の方向の場合、 隣接して家が建っているとしたら、 家が暗くなってしまいそうな気がしますよね?
それゆえ、みんな安定した日当たりを求めて 南向きの土地を選ぼうとします。

ですが、南向きの土地で、 南面に採光のための大きな窓をつけてしまったら、 一体どうなるでしょうか?
家の中が丸見えになってしまうので、 確実にカーテンが開けられない家になってしまいます。
結果、家の中は場所によって明るさにムラが出来るし、 南向きであるにもかかわらず、 朝から照明なしでは過ごせなくなってしまいます。
でも、南以外の方向を選んだ場合、 そもそも南の窓から光を採り込めなさそうなので、 そうなるよりはマシだと感じる方も少なくないと思います。

✔︎採光のカギは南の建物との距離

南向きの土地以外で 先程お伝えした平屋を建てる場合、 リビングを南に配置してしまうと、 確実に家の中に光が入ってこなくなります。
ゆえ、この考え方で平屋を建てる場合、 リビングにたっぷりと光を入れるためには、 近隣の建物から十分離れたところに リビングを配置するという手段を取ります。
中庭を設けながら。 この手段を取ることが出来れば、 土地の日当たりにこだわる必要がなくなり、 土地選びの自由度が格段に増します。

かつ、土地価格をグンと抑えることが出来ます。 日当たりが悪そうな土地は そもそも価格が安めに設定されているし、 価格交渉もしやすくなるからです。
なので、こういった家の建て方があることも ぜひ知っておいてもらえたらと思います。
これが、土地と建物と外構にかかるコストを 最大限に抑えながら 平屋を建てる最良の手段ではないでしょうか。

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105.通り抜け動線の利点と難点

家づくりをするほとんどの方が、 玄関脇に大なり小なりの 土間収納(シューズクローゼット)をつくりますが、 そうするとやりたくなるのが、 土間収納から玄関ホールへと 通り抜ける動線づくりです。 家族が靴を脱ぎ履きする場所を 玄関と別にすることによって、 玄関をいつもスッキリさせておくためです。
しかし、一見便利そうに感じるこのアイデアも、 実は2つのイライラをつくりだす 原因になってしまうかもしれません。

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まず1つ目が、 「靴を脱ぎ履きする場所が狭過ぎて 朝の混雑時にイライラする問題」です。
つまり、せっかく家を建てたのに、 結局アパートで暮らしていた時と 何ら状況が変わらないということですね。
土間収納には棚がある分、 どうしてもホールに上がる幅が 狭くなってしまいますからね。
ましてや、この土間収納に 冬のアウターを吊っているとしたら、 その袖のかさばりのせいで、 家族玄関が圧迫され、 なおのこと狭々しく感じる んじゃないでしょうか。
また、子供たちが中学生になれば、 雨の日はカッパを着て 自転車で学校に行くわけですが、 そんな狭いスペースで カッパを着たり脱いだりするのは、 きっと子供たちにとっても ストレスになるでしょうしね。

そして2つ目が、 「思ったより荷物が置けない」 というイライラです。
というのも、 通り抜けしなければいけないということは、 イコールそこに全く荷物が置けないからです。
つまり通路を確保しなければいけない分、 必然的に収納量が減ってしまうというわけですね。
そして、やがて家族の成長とともに 荷物はどんどん増えていくのですが、 そうなると、とてもじゃないけど その棚だけでは荷物が収まらなくなり、 いつの間にか来客用玄関で 靴の脱ぎ履きをするようになり、 家族用玄関はスッカリ物置と化し、 通り抜け出来なくなるというわけです。

✔︎「通り抜け動線」は金食い虫

そんなこんなで、 個人的には通り抜け動線には、 同意しかねている次第です。
理由は、先程もご説明したように 壁がなくなり通路が出来ることによって 収納が減ってしまうからです。
だとしたら、 収納量が変わらないのであれば 通り抜けをやめて収納スペースを減らした方が、 床面積が小さくなり、 その分家のコストが安くなるので、 そっちの方が俄然良いと思っています。 通り抜けられず回り込んだとしても、 わずか数歩の差ですしね。

もちろん、あくまでこれは1つの意見であり、 これが絶対に正しいわけでもありません。
しかし、分かっておいてもらいたいことは、 通り抜け動線は動線が短くなるというメリットがある反面、 収納が減ってしまうというデメリットがあるということです。

なので、自分の荷物量と 実際の暮らしを想像してみた上で、 そうするかしないかを 考えてみていただければと思います。

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104.置き家具のすゝめ

個人的には収納の中は壁面を最大限に活用し 出来るだけ棚を設置すべきだと思っているのですが、 一方でリビングダイニングキッチンには、 備え付けの棚やテーブルなどを 出来るだけ設置して欲しくないと思っています。
理由は3つあり1つは棚やカウンターをつくることで 空間に凸凹が出来てしまい、 妙にゴチャゴチャした家になってしまうこと。
2つ目は、備え付けのものより デザインが洗練されている家具の方が 圧倒的にオシャレなこと。
そして最後の3つ目が、 固定してしまうと気分転換に模様替えも出来ないし、 インテリアを変えることによる 空間のイメチェンも出来ないということです。

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そんなこんなで、個人的には キッチン前につくる食卓代わりのカウンターや、 ダイニング近辺につくるスタディカウンターや、 リビングにつくる固定のテレビボードなどを 基本的に推奨していません。
固定してしまうと間違いなく 後から困ったことになっちゃいますしね。
いらなくなったからと簡単に壊せるものでもなければ、 どうしても邪魔だからと壊すことになった場合、 それなりにコストと手間がかかるわけですからね。

✔︎お気に入りを買うことのすゝめ

テレビがブラウン管から薄型になったように、 またパソコンがデスクトップからノートになり、 あるいはタブレットやスマホで代替されているように、 製品は刻一刻と進化していっているがゆえ、 いっときの流行に合わせてつくった固定の棚は、 時の経過とともに使う必要がなくなり、 ただの物置へと化してしまいます。
利用用途がなくなった後も、 ずっと存在し続ける以上、 物置として使うしかないからです。
ダイニングやリビングなどにつくった棚は、 パッと物が置けてしまうので、 わざわざ収納の中に片付けに行くよりも便利ですしね。

その点、置き家具なら、 いらなくなれば移動させればいいし、 インテリアを変えることが出来れば、 その時の気分に合わせて 空間のイメージを変えることだって出来ますからね。
確かに、気に入ったデザインのものを買おうと思うと、 いささか値段が高く一瞬怯んでしまうかもしれません。
ですが、個人的にはその費用を惜しまず 自分たちが納得のいく気に入ったデザインのものを 買ってもらいたいと思っています。

理由は簡単。気に入ったもの、 そして少しばかり値段が高いものは、 ずっと愛着を持って大事に扱いたいと 思う可能性が高いからです。
家を建てる時には 固定のカウンターは極力つけないこと、 気に入った家具が買えるように、 家具の予算を十分にとっておくこと。
この2つに気を付けていただければと思います。

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103.2階建てと子ども部屋

「家」と聞くとまず頭に浮かんでくるのが 「2階建て」というキーワードですが、 そうなれば必然的に2階につくられるのが 「子供部屋」です。 ですが自分自身の経験も踏まえて この当たり前は、 建てる前に本当にそれでいいのかを よく考えるべきだと感じています。
そんなこんなで今回は、 2階に子供部屋をつくった場合 これからの暮らしがどうなりそうなのか、 一緒に考えていきたいと思います。

おはようございます。
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では、たいていの方が お子さんが小さいうちに家を建てられると思うので、

✔︎子供が小さいうち
✔︎子供が思春期になった時
✔︎子供が出て行った後
✔︎自分たちが歳をとった時

この4つのステージに分けて考えていきたいと思います。

✔︎子供が小さいうち

子供部屋を2階につくった場合、 小さな子供たちはほぼ確実に 自分の部屋を使うことはありません。
小さな子供たちは、 絶対にお母さんの近くで遊ぶからです。
そして、子供たちの玩具や絵本が いつもリビングダイニングに散乱することになり、 片付いていない生活感に溢れた家になってしまいます。
なんせ、持ってくるにしても片付けるにしても、 いちいち階段を上り下りするのは面倒臭いものですからね。

✔︎子供が思春期になった時

思春期になると、 子供たちはやっと自分たちの部屋を フル活用しだします。
そして、友達や恋人と電話したりする時、 親と適度な距離がとれる 2階のプライベートルームは 子供にとって最高の空間となります。
つまりこの時期を中心に考えるなら、 子供部屋は2階の方が 良さそうな気がするというわけですね。
実際、うちの娘たちも 自分の部屋をフル活用していますしね。
まー、と言ってもずっと部屋で居るわけじゃなく、 半々ぐらいリビングでいますけどね。

✔︎子供が出て行った後

正味、子供たちがいつ家を出て行くかなんて 全く分かりません。
高校卒業と同時に出て行く子もいれば、 大学卒業まで居る子もいるし、 もしかしたら結婚するまで居る子もいると思います。
ですが、子供たちは いつかは出て行くものだとした上で 間取りは考えるべきだと思います。
つまり、子供たちが出て行った後、 今よりも齢をとった自分たちが いかにその部屋が使いやすいかを 考えておくべきだということです。
家を建てる時に、です。 そして、その部屋を収納として 使う可能性が高そうな気がするなら、 2階と1階では一体どちらの方が使いやすいのでしょうか。

✔︎自分たちが歳をとった時

自分たちがさらに歳をとり 老後生活を送っているとしたら、 寝室は2階と1階ではどちらが使いやすいでしょうか。
洗濯物を2階に持って行ったり、 わざわざ2階まで服を着替えに行くよりも、 1階で全て事が足りた方がいいのではないでしょうか。
となると、 1階を充実させておいた方が 良さそうな気がしますよね。 とはいえ、それに備えて和室か洋室を もう1室余分に1階につくろうとしたら、 200万円ぐらい建築コストが上がってしまうので、 やがて使わなくなる子供部屋を 将来上手く活用することを 考えておくのも1つの手ですよね。

いかがだったでしょうか? 2階建ての家と 子供部屋を2階につくることは、 現在の家づくりの当たり前となっていますが、 本当にそれが正解なのか 少し考えてみていただけたのではないでしょうか?

ということで、 家を建てる時は実際の暮らしをよく考え、 また先のことまで想像を巡らせ、 合理的に間取りを考えていただければと思います。
これが無駄なコストをカットしながら、 住みやすい家をつくる最善の思考です。

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102.家づくりの前提を見直す

家づくりをしていると、 知らない間に常識や当たり前が たくさんアンカリングされていきます。 その代表的なこととして、 「部屋は南につくり、 部屋じゃないところは北につくる」 という常識がありますが、 では、このルールに則って間取りを考えると、 一体どんな家になるのでしょうか?

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ということで、 土地の向きごとにどんな家になるのか? それぞれ考えていってみますね。

✔︎土地が北向きの場合

土地が北向きの場合 家の正面が北になりますが、 部屋以外を北につくると 家の正面が不細工になってしまいます。 理由は水回りが北にあることによって、 窓と換気扇が北面にたくさん出来てしまうこと、 かつ階段が北にあることによって 中途半端な位置に窓が出来てしまうことです。
しかも、外壁の汚れは 窓や換気扇を原因として発生する上、 直射日光が当たらない北面は なおのこと汚くなりやすいので、 経年とともにより不細工になっていってしまいます。
外壁の塗り替えの周期も早まりかねないですしね。

✔︎土地が南向きの場合

土地が南向きの場合、 家の正面には大きな窓がたくさん出来ます。
すべての部屋が南に配置されるからです。

結果、間取りが全部分かってしまいます。
また家の中も外から丸見えになってしまいます。
さらに台風の時に一番強烈に風が当たることになります。

なので、これらの問題を解決するために 外構工事(庭)により多くのお金をかけることになり、 大きな窓にカーテンが必要となり、 大きな窓にシャッターが必要になります。
要するに、悪い防犯性とプライバシー性、 そして低い安全性をカバーするために、 余分なコストをかけざるを得なくなってしまう というわけです。

✔︎土地が東・西向の場合

土地が東向きと西向の場合、 南に部屋を配置しても正面である道路から 部屋の中が丸見えになりにくいし、 水回りや階段が北にくれば 見た目も悪くなりにくかったりします。

しかし、これらの土地の場合、 土地の間口が広くないと せっかく南に大きな窓をつくっても そこにほとんど光が入ってこない、 という最悪の現象が起こります。 (これは北向きの土地も同じですね)
また、それに加えて リビングから見える景色が前の家の裏側(北側)なので、 外構工事によってこの問題を解決しておかないと、 最悪の景観の中で暮らし続けないといけなくなってしまいます。 (これも北向きの土地も同じです)

✔︎これらの問題の解決策

このように、 この常識を前提に間取りを考えてしまうと、 どんな土地でも暮らしていく上で なんらかの問題を抱えることになるし、 この前提ありきでは これらの問題に対するいい解決策はありません。 では、どのようにすれば これらの問題は解決出来るのか?
その答えはごく簡単で、 「この前提を頭から消し去ること」です。
要するに「部屋は南で部屋以外は北」 という概念を取っ払えばいいんですよね。

そうすれば自ずと解決策は出てきます。
北向きの土地であれば、 北に水回りや階段を配置しなければいいだけの話だし、 南向きの土地であれば、 南に全部の部屋をつくらなければいいだけの話ですからね。

例えば、階段というスペースは 吹き抜けになっていることから とっても光が採りやすいのですが、 仮に南にくっついて家が建っていて、 充分な光がリビングに採れそうにないのであれば、 あえて階段を南につくり 吹き抜けとなっている高い位置から 光を入れてやるようにすれば、 それだけで自ずとリビングは明るくなります。

なのに、階段は南につくるものじゃない という考えに固執してしまえば、 その解決策を自ら潰してしまうことになります。
また、あなたが洗濯物を室内干しするのであれば、 脱衣室を北ではなく、 南につくったほうがいいと思いませんか?
北では確実に日光が当たらないし 風通しも悪いのに対し、 南であれば日光もガンガン当たるし、 風通しもいいでしょうからね。

なのに、そのスペースを 南につくるなんてもったいない という固定概念にこだわってしまうと、 これまた自らベストな解決策を 潰してしまうことになります。
ということで、土地に合わせた ベストな間取りを完成させ そこで超快適な暮らしをしていくために、 まずはこの代表的な固定概念を 頭から取っ払っていただければと思います。 これだけでもより理想的な 間取りが出来上がるはずですから。

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101.今から取り組むべき2つのコト

ニッセイ基礎研究所の調査によると、 現在65歳である平均年収500万円(40年勤務)の夫と 妻がパートの世帯の年金額は 月額21.6万円のようなのですが、 これが現在40歳の方となると 約20%ダウンの17.2万円となり、 現在30歳の方となるとさらに約20%ダウンの 13.1万円になるとのことです。
これに対し、 リタイアした後の夫婦の最低生活費は 約22.5万円だと言われているので、 これまで通りの価値観で年金を考えていると、 僕や僕より下の世代は とてもじゃないけど年金だけでは 暮らしていくことさえも出来ない社会になるようです。

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とまあ、どうやら僕たちには 相当厳しい未来が待ち受けているようなのですが、 今のうちからコツコツ準備していけばなんとかなりそうなので、 今回はこのことについてお伝えしていきたいと思います。

✔︎年金の支給を遅らせる

まずこの年金支給額は、 そもそも65歳から受け取ることが 前提となっているのですが、 実は年金支給時期は早めることも出来れば 逆に遅らせることも出来ます。
早めようと思えば、 60歳から受け取ることが出来るし、 遅らせようと思えば、 75歳まで遅らせることが出来るという感じですね。

そして、早めればその分支給額が割安になるし、 遅くすればその分支給額が割高になるのですが、 もちろん僕たちは減額される年金を 少しでも増やすためには遅らせるしか方法はなく、 かつ、出来れば年金額が1.84倍になる75歳から 受け取ったほうがいいと思います。 (1ヶ月遅らせるごとに0.7%支給が増えるので、 120ヶ月遅らせると0.7%×120回=84%という計算です)
計算すると、
17.2万円×1.84=31.64万円(40歳の方)
13.1万円×1.84=24.104万円(30歳の方)
となり、75歳以降は年金だけで なんとか暮らしていけそうですからね。

とはいえ、これを前提とすると、 僕たちは75歳までずっと 問答無用で働き続けないといけないわけなので、 そのためには、自分への投資を 今のうちからしていかないといけません。

✔︎ずっと収入を得るための備え

では、具体的にどのように考え、 どのように行動していくべきなのか、 考えていってみましょう。
まず考えるべきは、 そもそも現在勤めている会社が ずっと存在するのかということです。
その可能性が高く、 かつ、歳をとってもずっと そこで在籍していられそうだとしたら、 働きつつ新たにスキルを 身につける必要はなさそうですよね。

しかしその可能性が低そうだとしたら? あるいは、その仕事をずっと やり続けられなさそうだとしたら? あるいは、その会社でずっと 雇ってくれなさそうだとしたら? 今のうちから自分なりのスキルを 身につけていかないといけません。
資格を取得する、教材や本を購入し独自なことを学ぶ、 人脈を広げるなど様々な手段によってです。
そして、そのためには、 それなりのコスト(投資額)が必要となります。

また、それなりの収入を維持するためには、 高いパフォーマンスで 働き続けることが前提になると思いますが、 そのためには健康で居続けなければいけません。
そしてそのためには 今のうちから食事に気を付けたり 運動をしたりする必要があり、 もちろんこれにも それなりのコスト(投資額)が必要となります。

✔︎ゆとり資金への備え

さらに、今のうちから もう1つ取り組んでおくべきことが 老後に向けた貯蓄(投資)です。
というのも、 趣味を楽しむとか旅行に行くといった 余生を楽しもうと思えば、 最低生活費に上乗せして さらに10万円ぐらいは必要になるからです。
なので、仮にあなたが現在40歳で 95歳まで生きるとしたら、 老後20年のゆとり資金を働くことが出来る間に 貯めていかないといけないのですが、 子供たちが卒業するまでは とてもじゃないけど貯蓄する ゆとりを持てないはずなので、 実質は、子供たちが巣立ってから このお金を貯めていかないといけません。
現在の子供の年齢を7歳とし 22歳で大学を卒業するとしたら、 働ける35年のうち 15年は子供への投資のために貯蓄をし、 残りの20年は老後のために 貯蓄をしていくというイメージですね。
10万円×20年×12ヶ月=2400万円 20年×12ヶ月=240回 2400万円÷240回=約10万円は、 子供が巣立った後の20年間 最低でも毎月貯めていくべきだというわけですね。

✔︎そんなこんなで結論

あくまで個人的な意見ですが、 これからは共働きが必須であることは間違いなく、 かつお互い働き続けていくべきだと思います。
そして、 子供たちへの投資と老後のゆとり資金のために、 奥さんの給料には 一切手をつけないようにすべきだと思います。
なので、これからあなたが家を建てるとしたら、 ご主人の所得の範囲で家づくりをすべきだと思います。

もちろん、建てた後の維持管理コストも含めてです。
もしかしたら、これはかなりシビアに 将来を見積もり過ぎているのかもしれないですが、 楽観的に考えていて後から取り返しがつかなくなるよりは、 悲観的に考えておいて、 後からより一層ゆとりが出来た方が絶対に良いと思うので、 ぜひこの記事を頭の片隅に置いていただき、 無理のない予算で家づくりを行っていただければと思います。

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100.窓のつくり方について考える

「この頃のお家は窓が小さいなー」 「この頃のお家は窓が少ないなー」 親御さんも交えて打ち合わせをしていると、 時折親御さんからこのように言われることがあります。

そして、続けざまに 「窓が小さいと家が暗くなるよ」 という意見が飛んでくるわけですが、 では窓のサイズや数と家の明るさとの間には 一体どれくらい相関関係があるのでしょうか?

おはようございます。
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と、その前になぜここ最近のお家は窓が小さく、 また少なくなっているのか? その理由について簡単にお伝えしておきますね。

✔︎構造の安定のため

まず1つ目の理由が構造の安定のためです。
窓がつくところは、耐震壁をつくることが 出来なくなってしまいますからね。 ただし、高い耐震性を持たせるためには、 ただ単純に壁を増やせばいいというわけでもなくて、 いかにバランス良く壁をつくることが出来ているのかも 合わせて大切なこととなります。

✔︎快適性を高めるため

続いての理由がこれです。 いくら以前に比べて窓の断熱性能が高くなったとはいえ、 壁に充填する断熱材よりも 断熱性能が高いわけじゃないからです。
そして、断熱性能がより高いお家の方が、 冷暖房も効きやすく日々心地よく過ごせると同時に 温度差が生じにくいことから、 冷暖房機器がより少ないパワーで働くことが出来るので、 結果、電気料金の節約にもつながります。

✔︎家を汚れにくくするため 続いての理由がこれです。

外壁を汚れさせる一番の原因は実は窓だからです。
窓の横から垂れじみがダラーっと 流れている光景をよく目にしません?
家の汚れが目立ちやすくなると、 必然的にメンテナンス周期が早まってしまうのですが、 そうなればランニングコストが割高になってしまうので、 とりわけ、よく目につく面は 窓のつくり方に気をつけるべきです。

✔︎より収納力を高めるため

最後がこの理由です。 なんの関係があるのか いまいち意味が分かりませんよね?
でも大いに関係があります。 例えば、3帖という広さの収納の 長手方向の長さは2.6mあるのですが、 この壁面に6段分棚をつくれば、 そこには15.6m分の棚が出来ますよね?

しかし、換気がしたいからという理由で この壁面に窓をつくると、 一体どうなるでしょうか?
その窓の前には何も置けなくなり、 その窓のサイズ分丸々収納が減りますよね?
具体的に、窓のサイズを 横幅1,5m、高さ1mとすると、 1.5m幅×3段分=4.5m分、 つまり約30%分も収納が減ってしまうことになります。

✔︎比例しない窓の数と明るさ

そんなこんなで、 ちゃんとした意味を持って ここ最近のお家は窓が小さく、 また少なくなっているのですが、 そうなると大事なことが、 窓本来の役割を果たすことが出来る窓が つくれているかどうかということです。
つまり、光を採り込み風を通せるかどうかです。
例えば、光が入ってくる方向に大きな窓をつくり、 この窓からたくさんの光を期待していたものの、 そこが外から丸見えだった場合、 そこにはカーテンをせざるを得なくなります。 となると、多かれ少なかれ 光を遮ってしまうことになります。
また、場合によったらレースにとどまらず 遮光まで閉めざるを得なくなってしまうかもしれません。 こんな状態では、 窓の役割を果たしてないと言っても 過言ではありませんよね。
なので、家を建てる時は 周りから家がどう見えているのか ということまで想像しながら、 間取りとにらめっこしてくださいね。
窓が多ければ多いほど明るいわけでもないし、 窓が大きければ大きいほど明るいわけもありませんが、 カーテンありきの窓をつくってしまうと、 窓がより少なく、より小さくなった現在の家は、 よりいっそう家の中が暗くなるので、 気をつけていただければと思います。

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99.キッチンの生活感を薄めるアイデア

現在の住まいは対面式キッチンが一般的ですが、 この場合、対面式キッチンの前に壁を立ち上げて 手元を隠すように仕上げます。
かつ、その壁の天端には キッチンから食卓へ料理の受け渡しがしやすいように、 お皿が置けるぐらいの奥行きでカウンターをつくります。

これが現在の家のスタンダードなのですが、 この仕上げはいざ暮らしてみると 生活感を漂わせる大きな原因となります。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

理由は簡単でそのカウンターの上に調味料や薬や手紙や 鍵や爪切りやハサミやなんやらと、 細々としたものをついつい置いちゃうからです。 (心当たりありません?)
料理の中継をするにしても 使う時間なんてほんのわずかだし、 なんせ、その高さが一番モノを置きやすいので 仕方ないんですけどね。

気づいてみたら、 結局カウンターキッチンを回り込みながら 料理を運んでいるって感じです。
かつ、キッチンカウンターの上に 無造作に置かれた物のせいで、 生活感が漂うことになってしまうというわけです。
また、キッチンカウンター同様に リビング側から一番見えるのは、 キッチン背面に置く冷蔵庫や家電製品などですが、 冷蔵庫ってなんやかんやとペタペタ貼ってしまうし、 オーブンレンジやジャーの付近にも、 ついつい鰹節やパンなんかを 無造作にパッと置いたりしちゃいますよね?

つまりこのキッチンの仕上げ方は、 下手をしたら住み始めて数ヶ月もしないうちに 生活感溢れる家になっちゃうのかもしれない というわけです。
というより、角度を変えて考えてみたら そうならざるを得ない間取りのつくり方を しているのかもしれません。

✔︎この問題の解決策!

そんなこんなでここからは、 この生活感問題の解決策について 考えていきたいと思います。
キッチン前のカウンターですが、 単純に何も置けないように してしまうというのはどうでしょうか? こうすれば出来上がった料理を そこに置けなくはなりますが、 逆に言うとそこになにも置けなくなるので、 リビングやダイニング側から見た時 キッチンがスッキリと見えます。

続いて、キッチン背面の冷蔵庫や家電に関してですが、 これらもリビングやダイニング側から 見えないようにしてしまうというのはどうでしょうか?
つまり、キッチンの背面に 大きな収納(パントリー・納戸)をつくり その収納に全て隠してしまうというわけですね。

そうすれば冷蔵庫にペタペタと貼っても、 リビングやダイニング側から一切見えないし、 家電の周りに無造作にいろんなものを置いていたとしても、 リビングやダイニング側から一切見えません。
とはいえ、 こうすると生活感は一気に薄れるものの 日常的に使いやすいのかという 疑問が湧いてくると思います。
でも、この場合実は冷蔵庫に関して言うと、 ドアの方向が変わるだけで冷蔵庫の位置は変わりません。 ゆえ、冷蔵庫に至っては一切使い勝手が悪くなりません。

他方、家電に至ってはすぐ後ろではなく 数歩移動しなくてはいけなくなるので、 これに関して賛否両論だと思います。
それが面倒じゃなければ隠してしまえばいいし、 それが面倒なら、よく使う家電だけは隠さず 後ろに置くようにすればいいという感じですね。
家電に関しては 使いやすさとの兼ね合いがあると思うので、 あくまで一つの考え方として 頭の隅っこに置いてもらえたらと思います。

✔︎死角が出来るのも魅力!

そして、キッチン背面に収納をつくった場合、 リビングやダニング側から 見えない場所に壁が出来るのも 実は隠れた大きなメリットです。
冷蔵庫に色々貼らなくても、 その死角の壁にゴミの日程表や子供の行事表、 お手紙などを貼ることが出来るし、 ホワイトボードや黒板といった アイテムを掛けたり出来るわけですからね。
見えない壁をうまく活用して、 絶対に出てしまう生活感を見えない場所に止めておく というテクニックですね。
ということで、 難易度が高いキッチン周りの生活感を 可能なかぎりなくすためのこういったアイデアも ぜひ覚えておいていただければと思います。

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