78.40坪の土地に建つ家

家が建っている土地を見れば、 なんとなくその広さの イメージがつきやすいと思いますが、 家が建ってない土地(更地)は、 パッと見ただけではその広さの イメージがつきにくいと思います。
家が建っていない土地って、 なんだか妙に狭く見えてしまうものですしね。

このような理由から、 広めの土地を買おうとしたり、 あるいは買ってしまうのですが、 広く買えばその分土地代も高くなるし、 外構工事費や固定資産税も高くなり、 その後の暮らしに負担を与えかねないので、 今回は、ちょうどいい土地を 買っていただけるように、 土地の広さの目安について お伝えしていきたいと思います。

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では、土地の広さに対して どれくらいの家を建てることが出来るのかについて、 具体的な数字を当てはめながら 考えていきたいのですが、 まずは、2つの前提条件から シェアしていくことにしますね。

1つ目は、 「家の周囲には10坪前後の余白が必要だ」 ということです。
給排水や雨水の配管をしたり、 エアコンの室外機を置いたり、 給湯器を置いたり、 通路としてのスペースですね。 家の軒や雨樋だって、 自分の敷地を超えてしまったら いけないですからね。 (もちろん、土地の形状や 建てる家によって 必要となる余白はまちまちなので、 あくまで、一つの目安として 考えていただければと思います)

そして2つ目が、 「車の駐車スペースとして 1台あたり約4.5坪必要だ」ということです。
横幅2.5m×奥行き6m=15㎡ → 15㎡×0.3025=4.5375坪 → 4.5坪という計算です。
なので、あなたが必要だと思う 車の台数を決めていただくと、 家以外にどれくらいの余白が 必要なのか分かるようになります。
仮に車を最大4台置きたいとしたら、 4.5坪×4台=18坪+10坪=28坪が 家以外に必要だということですね。

✔︎40坪の土地の場合

では、まずは40坪の土地から 考えていきたいと思います。
仮にこの土地に家を建てるとして、 車を4台置きたいとなれば、 40坪-28坪=12坪分しか 1階部分に家をつくることが出来ない ということになりますよね。
では、12坪だとどんな1階になるのでしょうか? わかりやすく「坪」を「帖」に 換算して考えていってみますね。

12坪×2=24帖ということですね。
・玄関ポーチ(外玄関):1帖
・玄関:1帖 →玄関ホール:1帖
・トイレ:1帖
・洗面:1帖
・脱衣:2帖
・風呂:2帖
・階段:2帖
・リビングダイニングキッチン:13帖
ざっとこんな感じですが、 なんだか窮屈そうですよね。

なので、この場合は水回りを2階につくるとか、 リビングダイニングキッチンを2階につくる といった工夫が必要になります。
また、その工夫とともに、 部屋の広さや部屋数についても 柔軟な考えを持たなければいけないし、 収納のつくり方も工夫が必要になります。
では、車の台数を1台減らして、 3台にしたらどうなるでしょうか?

この場合、家に使える面積が 4.5坪(=9帖)分広がることになります。
となると、リビングダイニングを もっとゆとりを持ってつくることが出来るし、 かつ、1階にもう1部屋つくれたり、 あるいは、収納を充実させることが出来ます。

また、さらにもう1台車を減らし、 2台にするとどうなるでしょうか?

この場合、さらに9帖分、 家に使える面積が広くなります。
となると、収納を充実させながら 寝室や子供部屋を 1階につくることが出来るようになるし、 あるいは、中庭をつくることだって 出来るようになります。 このように車を置く台数によって 建てられる家は大きく違ってくるし、 そうなれば、間取りのつくり方の 幅も大きく違ってきます。
また、40坪と聞くと めちゃくちゃ狭そうな印象を持ってしまうし、 実際、40坪の更地を見たら、 「めちゃくちゃ狭っ!」って感じてしまいますが、 車の台数や置き方次第で、 思っているよりも1階が充実した 間取りをつくることも出来ます。

なので、土地を探す前には 置きたい車の台数を決めて、 この前提条件を頭に浮かべながら、 広さの目安を算出していただければと思います。
では次回は45坪の土地について 一緒に考えていきたいと思います。

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77.変動金利の心得

住宅ローンには 変動金利と固定金利があるのですが、 変動金利は返済の途中で 金利が変わってしまう反面、 固定金利に比べて金利が安い という特徴を持っています。
しかし、現在は 選ぶ住宅ローン商品によっては、 変動金利と固定金利の金利差が それほどない状態となっています。
それゆえ、弊社では基本的に固定金利を オススメさせていただいているのですが、 それでも、少しでも金利が安い方がいい という方もいらっしゃると思うので、

今回は、変動金利のことについて、 少し詳しく掘り下げてお伝えしたいと思います。
決して変動金利がダメだ という話じゃないので、 とある地方銀行の10年固定という 変動金利を選んでいる僕の話も交えつつ、 お伝え出来ればと思います。

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では早速お伝えしていきますね。 今回お伝えしたいことは3つです。
ではまず1つ目から。

✔︎借り換えか交渉が必要だということ!

変動金利の場合、 期間満了時に金利が変わります。 そしてその時は確実に金利が上がるので、 他行に借り換えをするか、 あるいは金利の交渉をする必要があります。
では、借り換えをする場合と 交渉をする場合と両方について 簡単にお伝えさせていただきます。
借り換えの場合↓ 他行に借り換えをしようとしたら、 いろいろと費用がかかります。

まず、今借りている銀行の 抵当権を抹消する費用、 そして、新たに借りる銀行で、 抵当権を設定してもらう費用、 新たに借りる銀行に支払う手数料などです。

となると、それらの費用を手持ち金の中から出すか、 あるいは、それらの費用もローンに組み込むか、 いずれかの選択を強いられます。
また、借り換えをする度に、 銀行をあちこち行ったり来たり しないといけないので、 なかなか手間と時間を食うことになります。

交渉をする場合↓
借り換えをするのが面倒臭い僕は、 これまで12年の間で2回銀行に行って、 「金利安くしてくださいよー」 とお話しをしました。
そして、その甲斐あって、 2回とも快く金利を 下げてくださったんですが、 僕がローンを借りている銀行では、 その都度50,000円(税別)の手数料がかかります。

つまり、2年前に金利を下げてもらった時は、 54,000円の手数料がかかったんですが、 金利を下げてもらうことによって、 毎月減った返済額が3,000円だったので、 それを取り戻すのに18か月もかかりました。

とはいえ、ローンの残存期間を考えると、 めちゃくちゃ大きいので、 しっかりと交渉すべきなんですが、 覚えておいて欲しいことは、 この場合でも、手数料がしっかりとかかるということです。
(聞く話によるとJAは手数料いらないらしいです)

✔︎健康でいなければいけないということ!

ご存知だと思いますが、 住宅ローンを借りる時には、 銀行がしている生命保険に 加入しなければいけません。
団体信用生命保険というやつです。 となると、10年後も変わらず 健康でいないといけません。
なので、最低限食事に気をつける、 適度に運動をするなどして、 健康管理をきちんとしていかないといけません。
それでも、 病気になってしまった場合は どうしようもないですが、 とにかく、住宅ローンと生命保険が セットであるということを 忘れないことが大切です。

✔︎リスクに備えて貯蓄すること!

最後にお伝えすることは、 コツコツでいいんで、 毎月お金を貯めていってください ということです。 現在の日本の状況を見る限り まずあり得ないことかもしれませんが、 仮に大きく金利が上がってしまったとしたら、 返済負担も上がってしまうからです。

もちろん、景気が良くなるということは、 それに連動して所得も増えているはずなので、 もしかしたら返済が上がったとしても、 なんの問題もないかもしれませんが、 それも含めて、どうなるかなんて 誰にも分からないので、 常に最悪に備えて準備しておくことが とっても大事なことだと思います。

以上の3つが 変動金利を選ぶ場合の心得というか、 知っておくべきポイントです。
ということで、 金利が安いことはとっても重要なことですが、 単純にそれだけで住宅ローンを選ばずに、 こういったことも踏まえながら、 住宅ローン選びをしていただければと思います。

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76.快適の定義 青空によくマッチした

なに一つとして装飾物がない 白く美しい平屋のこちらのお宅。


斜めにカットされた壁の奥から チラリと顔を覗かせた天然の木が、 まるでメイン料理の添えの野菜のように その美しさに拍車をかけてくれています。
そんな幹線道路沿いに建つこちらのお宅は、 きっと前を通り過ぎる人たちの視線を 釘付けにするのではないでしょうか。

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では今回は、 そんな交通量が多い幹線道路沿いに建つ こちらのお宅について、 お届けしていきたいと思います。
天然の木をあしらった玄関アプローチを 進んだ先にある玄関ドアを開けると、 その目の前にはサンサンと光が差し込む 玄関が広がります。


そしてその窓からは美しい空が見え、 圧倒的な開放感を感じさせてくれるとともに、 まるで外で居るかのような 圧倒的な明るさにきっと驚かれることでしょう。


玄関を上がりホールを奥に進むと、 いつも空を眺めながら過ごすことが出来る 明るくて開放感に溢れた リビングダイニングキッチンへと続きます。


ソファーに腰掛けながら・・ あるいは、無垢の床に ゴロゴロ寝そべりながら・・ あるいは、食卓でご飯を食べながら・・ あるいは、キッチンで食事の支度をしながら・・ 空を眺めることが出来る空間です。
また、その窓の奥にある「中庭」には 一面ウッドデッキがあしらわれており、 気候が良い時期はここで食事をしても良し、 そして夜はここでお酒を飲んでも良し、 の最高のアウトドアリビングです。

なんせ道行人たちからはもちろん、 両隣のお家の方からも 全く見えない場所にありますからね。
「中庭」を隔てた正面には 夫婦の寝室があるのですが、 この部屋のメインの採光は 北から採り込むようにしました。


1日中安定した光を採り込め、 かつその光量も優しく柔らかいのが、 北から差し込む光だからです。

そしてこの窓を開けると、 空を眺めることが出来るので、 春や秋などは、夜空を見ながら 眠りについていただくのも、 とっても風情があって いいのではないでしょうか?

洗面室はキッチンから続く動線にしています。 それゆえ、日中、洗濯干し場としての 役割も果たす「中庭」までも、 あっという間にたどり着くことが出来ます。
外から全く見えないので、 せっかくの美しい外観を乱すこともないし、 防犯的に考えても安心感がありますしね。
また、それだけじゃなく、 「中庭」はリビングと寝室のどちらにも つながっているため、 洗濯物の取り込みもメチャクチャ楽です。

上下移動がないだけじゃなく、 水平移動でありながら、 かつ、ちょこっと動いただけで 全部出来てしまうわけですからね。
平屋だと、たたんだ後の片付けだって 楽チンでしょうからね。
いかがだったでしょうか? ただ単に外観が美しいだけじゃなく、 そうしている意味やその中身の充実感を 味わっていただけたのではないでしょうか?

ということで、 間取りはその土地で考えられる デメリットを全て解消出来るように 考えなければいけないということを 頭の片隅に置きながら、 これから家づくりをしていただければと思います。
そうすることによって、 ホントに住みやすいお家になりますから!

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75.南向き信者が陥る罠

南向きの土地に家を建てる場合、 多くの方がすべての部屋を南向きでつくり、 かつその南に大きな窓をつくります。
しかし、この考え方を基本に 家づくりを進めてしまうと、 2階建ての家を建てることになり、 結果、これが今後の暮らしに 様々な支障をきたしてしまうかもしれないので、 今回は、そのことについて シェアしていきたいと思います。

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例えば、こちらのお家は 南向きの土地に建てたお家なのですが、 南面には一切窓をつくっていません。 また、土地の広さは50坪なのですが、 2階建てではなく平屋です。



その理由は明白で、 南に大きな窓をつくった場合、 道路から丸見えになってしまうからです。
単純に、丸見えの中で過ごすのは居心地が悪いし、 視線を遮るためにカーテンをつけたらつけたで、 丸見えは回避出来るものの、 今度は、家の中が暗くなったり 風通しが悪くなってしまうだけですからね。

また、すべての部屋を 南向きでつくろうとすれば、 2階建てにせざるを得ないのですが、 そうなれば、さらに丸見えになる部屋が 増えてしまうだけだし、 海が近く風の影響を受けやすい地域では、 ただただ耐震性と耐久性を 劣化させる原因となってしまいます。

南からの強風を伴う 台風も一番直撃する土地ですしね。
さらに、南向きの土地に建つ 2階建ての家の多くが 2階にベランダをつくっていますが、 ここで洗濯物を干すのって、 決して防犯上良いとは言えませんよね? 家族構成や仕事を道行く人たちに バラしているようなものだからです。
窓から漏れる光で どこの部屋で居るかまで分かってしまうし、 そもそも窓を見ただけで その部屋が何の部屋かまで 分かってしまうのがこの南向きの土地ですしね。

そんなこんなで、 実は一番間取りづくりが難しいのが この南向きの土地なんですが、 この南向きの土地の設計を さらに難しくさせているのは、 せっかく南向きの土地を 買ったにもかかわらず、 南に窓をつくらないことに対する抵抗感です。

なので、設計をするにあたって まずはこのバイアスを外すようにしないと、 どうあがいても住み心地に優れたお家を 建てることは出来ないというわけです。

✔︎住みやすさの鍵は 南向きの部屋と窓をどこにつくるか

こちらのお家は 道路面に窓が全くありませんが、 かといって、 南向きの窓が全くないわけではありません。
光をたくさん入れたい リビングダイニングは南向きでつくり、 かつ、その南面には大きな窓をつくっています。



そして、洗濯物も日が当たり 風が通る場所で干せるようになっているし、 かつ、道行く人たちから 洗濯物が全く見えないようになっています。
反面、明るく出来るのであれば それが必ずしも南向きじゃなくていい部屋、 つまり寝室や子供部屋といった 主な目的が寝ることである部屋などは、 全て南以外の方向から採光をとるようにしています。

結果、全ての部屋を1階だけで収めることが出来、 耐震性も耐久性も高くなり、 かつ家全体がより使いやすくなったというわけです。

つまり土地の良し悪しを理解した上で 間取りを考えた結果、 安全性と居住性が格段にアップしたというわけですね。
ということで、次回は、 そんなこちらのお家がどうなっているのかについて、 さらに詳しくお伝えしていきたいと思います。

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74.窓に対する固定概念

多くの方が、 「窓が多い家ほど明るい」 「窓が大きい家ほど明るい」 と考えがちですが、 実際は大して相関関係はありません。
理由は、窓をたくさんつくっても、 また、窓を大きくしても、 そこにカーテンをつけることで、 そこから入ってくる光を閉ざしてしまうからです。
他方、窓の数を減らしたとしても、 また、それらの窓がそれほど大きくなくても、 カーテンがいらない窓さえつくることが出来れば、 日中ずっと自然光だけで、 過ごすことが出来る家になります。

また、それだけじゃなく、 窓が少なくなれば その分コストカットも出来るし、 断熱性と耐震性が高くなり、 かつ外壁が汚れる原因が減り、 なにより窓掃除の手間を減らすことが出来ます。

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さて今回も、 前回に続いて窓のことについて お伝えしていきたいと思います。
今回は、窓の本数を減らすための 現実的な考え方についてです。

✔︎部屋に2つ窓は必要なのか?

一般的に寝室や子供部屋には、 2か所窓を設置します。
理屈としては、 2か所窓があれば風が通るからと、 2か所窓がないと 部屋が暗いような気がするからだと思います。
しかし、4面ある部屋の壁のうち、 2面に窓をつくってしまった場合、 部屋に十分な壁がなくなってしまいます。
残りの2面もクローゼットのドアと 部屋への入り口のドアによって 壁がなくなっているからです。

その結果、家具をどこに置くか、 エアコンをどこにつけるか、 換気扇をどこにつけるか、 コンセントをどこにつけるか、 などに頭を悩ますことになります。
つまり、壁が少なくなればなるほど、 その後の詳細打ち合わせが 難しくなってしまうというわけですね。

✔︎2つの解決策

では、この解決策を考えてみましょう。
1つは、部屋を大きくすることです。 部屋の面積を広げれば、 その分、壁面積も広がるからです。
しかし、この方法は コストが上がってしまうという デメリットがあります。
仮に、1.5帖広げたとしたら、 ざっと45万円ぐらいは 高くなってしまうという感じですね。
そして、もう1つの解決策が 窓の本数を1本にすることです。
そうすれば4つの面のうち1つは、 全て壁になるからです。
これだけで、ずいぶんと 打ち合わせがしやすくなると思うし、 窓が減った分、 家のコストを下げることが出来ます。

ただし、この場合、 家の中が暗くなるんじゃないか? という不安と、 風が通らなくなるんじゃないか?
という不安が頭をよぎると思うので、 この2つを解決しないといけません。

家の中を暗くしてしまわないためには、 カーテンがいらない窓にするということですね。
では、風通しに関しては、 どのように考えればいいのでしょう?
これに関しては、 窓を開けて換気をする時の状況を 頭に思い浮かべてみてください。

換気をする時、 あなたは部屋のドアを 締め切ったままでするでしょうか?

おそらく、室内のドアも全部オープンにして、 家全体で風が通るように 換気するのではないでしょうか?

また、四季がある日本では、 季節によっては窓だけでは 十分な換気が出来ないことから、 24時間換気システムが義務化されており、 その結果、窓を開けて換気しなくても、 必然的に家の空気が入れ替わるようになっています。

そんなこんなで、風通しに関して、 そこまで神経質になる必要はないと思います。
カーテンありきの窓は、 基本的に窓が開けられないので、 そもそも風通しもクソもないですしね。

✔︎1つ1つよく考えてみること

このほか、収納にも 本当に窓が必要なのかどうかを よく考えるべきです。
北以外の方角に窓をつくれば、 日光で日焼けしてしまうかもしれないし、 窓をつくればその分壁が減ってしまうので、 それに連動して収納力も減ってしまうからです。
トイレに関しても、 実は、窓がなくても全く問題ありません。
トイレには24時間換気システムの 排気がついていて、 そこから家の中の汚い空気や湿気を 外に排出しているからです。

つまり、換気システムさえオンにしておけば、 トイレが臭くなることはないということですね。
トイレの窓は開けっ放しにしやすいし、 開けっ放しにしてしまうと、 そこから排気した汚い空気を 再び家の中に入れてしまうかもしれないし、 風によって室内のドアが 「バタン・バタン」と閉まるため、 静かな夜その音が怖く感じる なんてこともあり得ますしね。

お風呂に関しても、 窓がないとカビが生えやすい イメージがありますが、 ここも24時間ずっと換気しているため、 実は窓がなくてもそう問題ありません。

とはいえ、お風呂に関しては 個人的には窓があった方がいい と思っているので、 わざわざなくす必要はないですけどね。
これらは あくまで僕個人の意見なので、 ほどほどに参考にしてもらえたらと思います。
あくまで大事なことは、 カーテンありきの窓をつくらないということ、 そしていらない窓はつくらないことなので、 その点は覚えておいてくださいね。

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73.窓を殺す考え方と活かす考え方


ご覧いただければ分かるように、 弊社では、リビングダイニングキッチンに使う窓は、 天井の高さと同じサイズのものを使っています。
天井と窓の高さを合わせることによって そうじゃない窓を使った場合より はるかに抜け感が出るし、 室内により多くの光を 採り込むことが出来るからです。

また、光が天井までしっかり届くため より室内を明るく感じさせてくれるし、 窓枠も必要じゃなくなるため、 窓枠の上にたまったホコリを 取る必要もありません。
そんなこんなで、 この窓を標準的に使っているのですが、 とはいえ、このハイサッシを使う場合、 気を付けなければいけないことがあります。

おはようございます。
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今回は、 前回の内容にちょっと補足して、 「窓」のことについて お伝えしていきたいと思います。

✔︎カーテンが必要な窓にしない

ズバリ気を付けなければならないことは、 まさにこれです。
例えば、光がたくさん入ってくるからと、 日当たりが良い場所に その窓をつけたとしても、 同時にそこから人の視線が 入ってきてしまうとしたら、 そこにはカーテンが必要になります。
となると、その窓から入ってくる光を 遮断してしまうことになります。

レースだけでその視線が 遮断出来るのならまだしも、 ドレープカーテンまで 閉めざるを得ないとしたら、 全くと言っていいほど 光が入ってこなくなっちゃいますからね。
いつもカーテンが閉まったままだと、 庭も空も見ることが出来ませんしね。
また、その窓は おそらく防犯的にも不安を感じるし、 台風時も強い風がバンバン当たるので、 カーテンと同時にシャッターが 必要になると思いますが、 窓が天井まである場合、 とてもじゃないけど女性では そのシャッターに手が届きません。

結果、手動シャッターではなく、 電動シャッターにせざるを得なくなり、 無駄に家をコストアップさせてしまいます。
つまり、ハイサッシを使う場合、 設置場所をよく考えてつけないと、 家の中が暗くなるだけじゃなく 無駄にコストアップを招いてしまう ということなんですよね。

✔︎窓の特徴と見え方に配慮する

さらに、弊社が建てる家の多くが 平屋なのですが、平屋の場合 すべての窓のつくり方に注意しなければいけません。
すべての窓が歩く人や近所の人の視線に さらされているわけですからね。

例えば、弊社では視線が気になる場所には、 横すべりだし窓を標準的に使い、 かつ、フロストガラスを標準的に使っています。


この四角形の窓ですね。

理由は、この窓は上に向かって開くのですが、 それほど窓が開かないため 視線がほとんど入ってこないこと、 そして、窓が軒代わりになるので、 小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。
つまり、天気の日はもちろん、 小ぶりの雨程度なら、 ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。
フロストガラスを使っていることで、 外から中も見えないので、 カーテンだって必要なくなりますしね。
また、この窓じゃなく、 引き違い窓(一番ポピュラーな窓です)を使う場合、 窓を開けた時、どうしても視線まで 一緒に取り込んでしまうのですが、 この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。

例えば、一般的には、 窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、 引き違い窓をこの高さに設置すると、 外から家の中が丸見えになってしまいます。
そこで窓の高さを床から2mではなく、 あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか? 窓の高さが40cm上がることによって、 外から家の中が見えにくくなります。

理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、 仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、 2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差) =2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。

結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、 その分コストをカット出来るし、 より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。
いかがでしたか?
このように窓のつくり方一つで、 家のコストも、家の明るさも、 家の快適性も格段に変わってくるのが、 家づくりの隠れた現実の一つです。 なので、暗くて閉鎖的に家にしないために、 窓のつくり方にも配慮しながら 家づくりをしていただければと思います。

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72.美しさと機能性の共存

今回は 「美しさと機能性の共存」 というテーマについて、 お伝えしていきたいと思います。
携帯電話しかり、家電製品しかり、 いろんなプロダクトが、 美しさと機能性が共存出来ている中、 どうも家に関しては、 「美しい家=使い勝手が悪い」とか、 「美しい家=住み心地が悪い」 というイメージが、 未だ拭えてないような感じなので、 その誤解を全力で解いていきたいと思います。

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✔︎美しさと機能性が共存出来ない理由

では、なぜこと家に関しては、 美しさと機能性が 共存出来ないのでしょうか?
内装は美しく仕上げることが出来るのに、 こと外装に関しては、 お世辞にも美しいとは言えない 家が大量生産されるのでしょうか?
ここには2つの理由があると考えます。

まず1つ目が、 美しい家にするために どうすればいいのかを建築会社が そもそも知らない、ということです。
知らないことは、 どう頑張っても実現不可能ですからね。 また、人は基本的に、 知らないことや新しいことは 否定したくなるものです。

例えば、投資を全くしたことがない人は、 投資について否定的になるでしょうし、 太陽光発電に否定的な意見を持つのは、 太陽光発電をつけてない人だったりします。
それと同じ理由で、 弊社が建てる家のような 外観デザインが美しい家の つくり方を知らない人たちは、 もっともらしい意見を述べ、 意図的に潰そうとしているのでは ないでしょうか。
「使い勝手が悪い」とか、 「家の中が暗い」とか、 「コストが高くなる」とか、 「メンテがしにくい」とか、 聞いた人が思わず後ずさりしてしまうような 理由を述べることによって、です。
そんな家を見たこともなければ、 体験したこともないのに・・・

そして、2つ目の理由が、 外観のことも考えながら、 間取りを考えていないことです。
つまり、間取り図と ずっとにらめっこしてしまっている ということですね。
間取り図だけを見て、 間取りをいじってしまうと、 確実に家のデザインは崩れていきます。
変な場所に窓が出来てしまったり、 窓が不均一になってしまったり、 正面に換気扇やエアコンの室外機&配管などが 出てしまったりするからです。

また、デザインを美しくするためには、 縦横のバランスがとても大事だし、 重心を低くした方がいいので、 平屋を基本とすべきなのですが、 一般的には2階建てが基本となっているため、 どうしてもデザインが崩れやすくなってしまいます。

そんなこんなで、 機能性はいいんだけど、 なんだかデザインがパッとしない家が 出来上がってしまうわけです。

✔︎美しい家は機能性が悪いのか?

例えば、弊社では 基本的に平屋を提案するのですが、 平屋の場合、問題が発生しやすいのが 防犯面とプライバシー面です。
ゆえ、その問題を解決するために、 出来るだけ窓の数を減らしつつ それらの窓全てから たっぷりと光が採り込めるように、 カーテンが必要じゃない窓だけを つくるようにしています。
こんな感じですかね。 この結果、ご覧いただければ分かるように、 美しい外観のお家が出来上がります。
間取りが分からないことから、 プライバシーも担保され、 家の中での居心地がメチャクチャいいし、 防犯的にも優れているため、 安心して過ごしていただけますしね。

また、弊社では 窓の高さと天井の高さを揃えているのですが、 窓が大きくなれば その分光もたくさん入ってくるし、 かつ光も拡散しやすくなるし、 天井まで明るくなることで より家の中が明るく感じられます。

抜け感もあって、 より開放感を感じながら 暮らしていただけそうですし、 カーテンがいらないということは カーテンを洗う必要もなくなりますしね。

さらに、家の中のドアも 窓同様に天井と高さを揃えて設置していますが、 こうすることで天井がずっと続き 空間に奥行きが出るため、 より開放感を感じていただきやすくなります。


この違いですね。
機能面で言っても、 ハイドアはドア枠が必要ないことから、 ドア枠の上の埃掃除もしなくて済みますしね。

窓とドアのことを お伝えさせていただいたのですが、 デザインを美しくする工夫をしたことによって 果たして機能性が 犠牲になってしまっているでしょうか?
もちろん、なっていませんよね。
とはいえ「百聞は一見に如かず」なので、 これから家を建てようと思っている方は、 ぜひ一度、弊社のお家を 見に来てもらえたらと思います。

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71.バブル予算で考えていませんか?

今回は、 家づくりの方向性と、 お金(予算)の関係について お伝えしていきたいと思います。
あくまで僕の個人的な意見ですが、 しばしお付き合いいただければと思います。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

僕の意見では、 ご夫婦の職業や収入によるものの 家は奥さんの収入をあてにするのではなく、 ご主人の給料で払える範囲内で建てるのがベストです。
また、その際でもボーナス払いは使わずに、 ベタローンで払える範囲内の 予算に抑えるべきです。
というのも、 今回のコロナウイルスのような 不測の事態が起こった時、 パートやアルバイトで働いている方は 真っ先に仕事を失う可能性が高く、 そうなれば奥さんの収入を あてにしつつ家を建てている方は、 窮地に追い込まれてしまうからです。

また、企業の業績が落ち込んだ場合、 確実にボーナスがカットされ、 この場合も一気に生活が苦しくなってしまうからです。
では、一体どれくらいの予算で 家づくりをすればいいのか という話になるのですが、 僕は、返済金額の上限が、 毎月の手取り金額の30%だと考えています。
仮に手取りが25万円だとしたら、 返済の上限が7.5万円だし、 手取り金額が20万円だとしたら、 返済の上限が6万円だということですね。

本音で言うと、 僕はこれを超えるのは まあまあ危険だと思っているので、 これを大幅に超える返済金額を 提示してくる住宅会社があった場合は、 その根拠をお聞きした方がいいと思います。
それはさておき、 では、これくらいの返済金額で家を建てる場合、 一体どれくらいの予算になるのでしょうか?

まず、毎月の返済金額が7.5万円だとしたら、 銀行から借り入れ出来る金額は、 35年ローンで大体2650万円で、 30年ローンで大体2300万円です。
また、毎月の返済金額が6万円だとしたら、 銀行から借り入れ出来る金額は、 35年ローンで大体2100万円で、 30年ローンで大体1850万円です。
そして、この金額に それぞれ自己資金を足した金額が、 家づくりにかけるべき予算である ということになるのですが、 そう考えると、 現実はなかなか厳しいものですよね?

✔︎自己資金の有無で方向性は変わる

ぶっちゃけ家づくりは、 自己資金の有無とその度合いによって、 方向性がものすごく変わってきます。 例えば、銀行から2650万円借入しても問題なくて、 かつ、自己資金が500万〜1000万円ほどある方なら、 それなりに立地にこだわって土地を買って 家を建てることが出来ますが、 銀行から借り入れしていい金額が2100万円で かつ自己資金がゼロである方の場合、 土地を買って家を建てるのは 現実的な話じゃなくなってしまいます。

それゆえ、まずは資金計画によって どうすべきかの方向性を よく考えることが大事だし、 可能であれば、後者の場合、 土地を買わないという選択肢が 最も望ましいことは言うまでもありません。
とはいえ、土地がなければ、 土地から買わざるを得ないのですが、 この場合、土地にかける予算と 家にかける予算の両方を、 かなりシビアに考えなければいけません。

つまり、住む場所や土地の広さ、 そして家の広さなどが限定されてくる というわけですね。
ちょっと極端な例を 出してしまいましたが、 僕は、ほとんどの方が、 どちらかというと前者というよりは 後者に近いんじゃないかなと思うので、 これから家を建てようとお考えの方は、 将来をかなりシビアに見積もりつつ 家づくりをしていただければと思います。

そして、土地にかける予算や家にかける予算を、 市場の当たり前に左右されることなく、 自分の予算に照らし合わせつつ 真剣に考えるようにしてください。
建てた後に予算の失敗に気付いても、 100%取り返しがつかないのが 家づくりの一番怖いところですから。

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70.見落としがちな隠れ費用

あなたが平屋を建てたいとしたら、 でも少しでも予算を抑えながら 建てたいとお考えだとしたら、 A:坪単価15万円の60坪の土地
B:坪単価5万円だけど120坪ある土地
どちらも立地的に申し分ない場合、 この2つのどちらを選ぶでしょうか?

おはようございます。
SIMPLE NOTE半田スタジオサイトウです。

さて今回は、 土地の隠れた経費について お伝えしていきたいと思います。
土地の隠れた経費は 家の予算を大きく狂わせるし、 その後の暮らしにも響いてくる 可能性もあるので、 ぜひ覚えておいてください。
この場合、 Aなら土地代に900万円、 Bなら土地代に600万円、 ということになるのですが、 土地は土地代だけで買えるものではなく、 土地ごとに完成度にムラがあり、 その穴を埋めるために その土地に応じて 様々な工事が必要となります。

例えば、Aの土地は給排水のための費用や、 境界のための費用が発生しないのに対し、 Bの土地は給排水のための費用も、 境界のための費用も発生するとしたら、 状況は違ってきますよね?
仮に、水道を敷地に引き込むために、 約50万円別途で必要となり、 かつ、境界をつくるために、 約100万円別途で必要となるとしたら、 600万円の土地代に150万円が 上乗せになってしまうことになります。

また、60坪の土地に平屋を建てる場合、 外構工事は100万円もあれば出来ますが、 120坪となると、土地の余白が 60坪も増えることになるため、 その分、工事費用がかさみ、 さらに170万円ぐらい外構工事費用が 高くなってしまうかもしれません。

となると、トータルコストで考えると どちらの土地を買っても、 かかる費用はトントンということになります。
900万円➕100万円=1000万円 600万円➕50万円➕100万円➕260万円 =1100万円 という感じです。

✔︎ランニングコストと維持管理にも目を向ける

そして、もう一歩踏み込んで 考えていただきたいのが、 ずっと維持していくためのコストです。
まず、土地を持つと必要となるのが 固定資産税ですが、 固定資産税は200平方メートル(約60坪)までと、 それ以上とでは税金が倍違ってきます。
200平方メートルまでは、 土地の評価が6分の1になるのに対し、 それを超えると3分の1になってしまうからです。

そしてこの結果、 一生余分な税金を払っていかざるを 得なくなってしまいます。
仮に毎年20,000円 固定資産税が高くなってしまうとして、 今後60年生きるとしたら、 合計120万円高くなるということですね。
また、土地を広く買ってしまうと、 その分土地の維持管理にも 手間がかかることになります。
草抜きが大変なことはもちろんのこと、 お金をかけて外構工事をすればするほど、 そのメンテに手間もかかれば、 物によったらお金もかかることに なるかもしれませんからね。
いかがですか? 分かりやすく説明させていただくために、 だいぶ極端な例にしてしまいましたが 要は、土地は 目に見えている費用だけで考えるのではなく、 目に見えない費用にも目を向けることが大切だ ということなんですよね。

ということで、 住もうと思っている地域が田舎で、 そもそも広い土地しかない場合は 仕方ありませんが、 そうじゃない場合は、 こういった点にも注意しながら 土地選びをしてくださいね!

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69.コストを下げつつ保険を充実させる方法

地球温暖化の影響によって、 昨今、自然災害による被害が 日本各地で増えています。
そして、それに伴って 大手損害保険会社が来年度より 保険料を大幅に値上げすることになったし、 夏の豪雨による河川氾濫によって、 自治体のハザードマップに連動して 保険料が決められるようになったのですが、 今後も、ますます火災保険料は 値上がりしていくのではないでしょうか?
よほど急激に地球温暖化に 歯止めがかからない限りは。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオ サイトウです。

さて今回は、 家を建てると必ず加入しなければいけない 火災保険についてお伝えしていきますね。
これからの家づくりでは、 保証を充実させつつも 保険料を抑える工夫が、 欠かせないポイントになるので、 ぜひ参考にしてもらえたらと思います。

✔︎T構造 vs H構造

建物の構造は、大きく分けると 耐火(T)構造と非耐火(H)構造の 2つになるのですが、 どちらの構造になるかによって、 火災保険料は大きく異なります。

イメージ的には、 非耐火構造を100とするならば、 耐火構造は40という感じですね。
つまり耐火は非耐火の60%オフってことです。
それゆえ、火災保険料を抑えるためには 絶対に耐火構造にすべきなのですが、 基本的に非耐火構造である木造住宅を 耐火にするためには、 「省令準耐火構造」という 仕様にしなければいけません。

また、火災保険料は 補償の範囲によっても差異が生じます。
水災まで網羅するか否か、 建物だけじゃなく家財まで網羅するか否か、 といったところですね。
もちろん、近年の状況を踏まえると、 たとえ水災の心配がない地域でも、 水災補償を外すことは出来ないし、 それと同時に、家財まで補償の範囲を 広げておいた方がいいような気がするので、 そうなれば、なおのこと 火災保険の負担を減らすためにも、 耐火構造にしておくことが 必要不可欠なのではないでしょうか?

✔︎地震保険料にも影響する

さらに、いつ起こってもおかしくない 地震に関しても、 保険をかけておきたい という方も多いと思いますが、 この地震保険に関しても、 耐火と非耐火とでは、 火災保険同様に価格に大きな開きがあります。
それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし、 地震保険も火災保険同様に 建物本体だけじゃなく 家財まで入ることが出来るので、 耐火にすることで、 大きな負担にならないのであれば、 そこまで網羅しておいても いいかもしれません。 (建物より家財の方が、 保険がおりやすいと言われているからです)

この他、地震保険に関しては、 耐震等級によっても割引率が違ってくるので、 その点も考慮すれば、 なおのこと保険料を 抑えることが出来るようになります。

これからのことを考えると、 損害保険は、出来るだけ 充実させておいた方がいいのですが、 とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し、 保険貧乏になってしまったのでは元も子もありません。

ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ、 家計の負担にならないように、 今後に備えていっていただければと思います。
保険も一生必要なランニングコストだし、 あくまで、日々の暮らしと 気持ちにゆとりがあることが前提ですから。

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