2024年 1月 の投稿一覧

142.平屋の誤解

前回の記事で、 安全・快適・便利をより良くするために 弊社が行っている工夫について お伝えさせていただきましたが、 この3つに共通していた答えが 「平屋にする」ということです。
つまり平屋にすればよりいい家をつくりやすくなるし、 かつ、家をコンパクトに出来れば、 2階建てより割安なコストで建てることが出来るので、 弊社では、平屋が建てられる土地では 99.99%平屋を提案しています。

とはいえ、百歩譲って たとえ平屋を割安で建てられたとしても 逆に平屋を建てるとなると、 それなりに土地の広さが居るんじゃないか?
そして、そうなると土地代が高くなり、 結局、家づくりのコストが高くついてしまうんじゃないか? と思っている方も少なくないと思うので、 今回はその点についてお伝えしていきたいと思います。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では、具体的に 縦横10mずつの100㎡(約30坪)の平屋を建てるとして、 一体どれくらいの土地が必要なのか考えていってみましょう。

✔︎自分に必要な土地面積の求め方

この場合、車を置く方向に5.5mとり それ以外の方向を全て通路として1mずつとるとしたら、 間口として必要な長さは、 1m+10m+1m=12mとなり、 奥行きとして必要な長さは、 5.5m+10m+1m=16.5mとなります。
なので、12m×16.5m=198㎡(=約60坪)が、 この平屋を建てるに必要な広さということになります。 そして、この場合 車を4〜5台置くことが出来るのですが、 仮にこんなにも駐車スペースが必要ないとしたら もっと面積を小さくすることも出来ます。
この時に覚えておいていただくといいのが、 車1台あたりに必要な広さは 4.5坪だということなのですが、 仮にあなたに必要な駐車スペースが2〜3台だとしたら、 9坪面積を小さくした50坪強の広さで土地を探してもいい ということになります。

もちろん、建てる家の大きさや、 土地の形によっては不可能な場合もあるので、 絶対にというわけではありませんがね。
あくまで物理的に可能だという意味合いです。 とはいえ、要は50坪あれば 平屋という選択肢がとれるわけなので、 間違えても、平屋を建てたいがために 新規分譲地を2区画も買うとか、 やみくもに広い土地を買うなんてことは、 絶対にしないでくださいね。
土地代だけじゃなく、 外構工事代もべらぼうに高くなるし、 ずっと払う土地の固定資産税も 高くなっちゃうだけですからね。

✔︎解決すべきは明るさ問題

ただし、平屋を建てるとなると、 周りが家に囲まれている場合、 家が暗くなってしまうんじゃないかという ネガティブな懸念点が出てくると思います。
駐車スペースが南であれば、 家の中が丸見えながらも 少なからず南からの光が入ってくるので、 その問題も幾分解消されそうですが、 それ以外の土地だと、セオリー通りの間取りでは、 どう考えても薄暗い家になってしまいそうですもんね・・ 先程説明したように 敷地をいっぱいに使って 家を建てるとなればなおのことです。
そこで、家を建てるにあたって 知っておいて欲しいことが、 平屋の家で室内に充分な光を採り込むためには 隣家との間に充分な距離が必要だ ということです。

例えば、すぐ南に家が建っている土地で、 南にリビングを配置しても全く光は入ってきませんが、 南の家から最も遠い位置にある北にリビングを配置してみると、 そして、そのリビングの南に大きな窓をつくってみると、 リビングには南からの光がたっぷりと入ってきます。

つまり、リビングの南に外をつくるということですね。
これが「中庭」です。
すると、必然的に 東に建っている家とも、 西に建っている家とも、 充分な距離を取ることが出来るため、 1日中安定的に光を採り込むことが 出来るようになります。

また、南からの光が採れない南に配置した部屋にも、 中庭の壁に反射した光を窓から入れてやれば、 その部屋も自然光だけでずっと明るく保つことが出来ます。
これはあくまで一例ですが、 言いたいことが何かというと、 土地に合わせた設計さえ出来れば、 日当たり問題もあっさりとクリア出来るということですね。

なので、たとえあなたが平屋を希望しているとしても、 日当たりを気にし過ぎて必要以上に広い土地を買ったり、 南向きにこだわって買う必要は全くない ということを覚えておいてください。
設計力さえあれば、どんな土地でも 常に安全・快適・便利な家を建てることが出来ますから!

141.プラス@の価値

安全・快適・便利の3要素は、 私たち住宅会社が提供すべき最低限の要素です。
まず、1つ目の「安全」とは、 大きな地震からあなたの家族の身を守ること、 そして犯罪から家族の身を守る防犯性の高さのことですね。
そして、2つ目の「快適」とは、 家の中が明るいこと、 暑い寒いに悩むことなく過ごせること、 ゆったり落ち着いて暮らせるといったことですね。
そして3つ目の「便利」とは、 家事動線が良いこと、 家事の手間や時間が短縮出来ること、 掃除が楽なこと、といったことですが、 もちろん、弊社でもこの3つの価値を提供するために、 それぞれに独自な工夫を凝らしています。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では、今回はその独自な工夫について お伝えしていきたいと思います。

✔︎コストを上げずに質を高める工夫

この3つの要素を高めるにあたり、 弊社が行っている工夫は、 いかにコストを上げずにこれら全てを良くするのか ということです。 ちょっと言い方は悪くなりますが、 コストを上げながら質を高めるのは、 どこの住宅会社でも出来るからです。
また、コストが上がるということは、 その分、あなたの負担が増えることになり、 別の何かが犠牲になるかもしれないからです。
では、1つ1つ具体的にお伝えしていきますね。

まずは「安全」から。 地震に強い家にするために弊社が推奨していることが、 「平屋」にすることです。 重心が低くなればなるほど揺れにくくなるからです。
その結果、耐震等級3も格段にとりやすくなるし、 2階建ての家では当たり前となっている 「制震ダンパ」もつける必要がなくなり、 これだけでも4〜50万円コストを抑えることが出来ます。

そして、防犯に関して弊社が行っている工夫は、 間取りを分からないようにすることですが、 これに関しても余分なコストが一切かからないどころか、 むしろ無駄なコストを削ってくれます。
丸見えの大きな窓を隠すための 植栽や目隠しや塀などをつくる必要がなくなるからです。

では、続いて「快適」について。 これに関しては、いい断熱材を使うと共に、 温度差が出にくくなるように2つの工夫をしています。
1つは平屋にすることで、 もう1つはいらない場所を削ることによって 家をコンパクトにすることです。 平屋だと、上下階の温度差が出来ないし、 家をコンパクトにすれば、 冷暖房の効果が家全体に行き渡りやすくなるからです。
家がコンパクトになれば、 その分、家の価格も安くなるわけですしね。
また、快適に過ごすためには、 家の中の温度や湿度も大切ですが、 プライバシーが担保されているかどうかも 肩を並べて大切な要素となります。 家の中が外から丸見えだと、 全くリラックスして過ごせないからです。

ゆえ、弊社では出来るだけカーテンが必要ない 窓しかつくらないようにしています。
カーテンがいらないということは 全く光が遮断されないということなので、 窓をやみくもに増やさなくても、 自然光だけで家の中が明るくなるし、 そうなれば、窓のコストも下がるし、 カーテン代もいらないですしね。

では、最後に「便利」について。
これに関して一番声高に言われているのが 家事動線だと思いますが、これに関しても、 平屋にすればそれだけで簡単に解決してしまいます。
平屋だと、上下階を行き来する必要がないからです。

動線が悪くなるのは、 上と下を行ったり来たりしなければいけないからですからね。
片付けに関しても、 平屋にすれば必然的に子供部屋が1階になるので、 それだけでずいぶんと手間がカット出来ます。
なんせ、リビングやダイニングが散らかる一番の原因は、 その近くに子供たちのものを片付ける場所がないことですからね。
誰だって、いつも使うものをわざわざ2階に持っていくのは 面倒くさいですしね。

✔︎コストを上げずに安全・快適・便利を実現している理由

以上のように、 弊社では無駄にコストを上げることなく、 より安全で、より快適で、 より便利な家をつくるようにしているのですが、 このような提案をしている理由は、 出来るだけ家計の支出を減らすべきだと考えているからです。
今後は、社会保険や税金が上がっていくだけじゃなく、 歯止めが効かない円安の影響を受けて、 電気料金やガソリン代はもちろん、 全ての物価が高止まりしそうな感じなのに対し、 それに連動して所得が増えていくかというと、 決してそうではなさそうですからね。
ゆえ、これから先に備えて 出来るだけ家づくりのコストを抑え、 少しでも余力資金をつくり そのお金を積立投資に回していただきたいと考えています。
ここまで全て網羅することが、 これからの家づくりに必須なことだというのが、 弊社の基本的なスタンス(考え方)です。

140.美しい家を創るたった1つのルール

弊社が建てるお家の特徴の一つに 「窓がないフラットな外観」がありますが、 もちろんこれにもきちんとした理由があります。
1つは、間取りを分からないようにすることで、 防犯性とプライバシー性を高めるため。
つまり、より居住性の高い住まいを実現するためですね。

そして2つ目が窓をはじめとした一切の部材を 正面からなくすことによって家を汚れにくくするため。
つまり、美しい状態が維持しやすくなれば、 外壁のメンテサイクルが長くなり、 結果、ランニングコストが抑えられるからですね。

最後に3つ目が、家がカッコイイからですね。 表向きは言い難いことですけどね(笑) なんせ家に関しては、 「カッコ良さを優先した家=住みにくい家」 というレッテルがありますからね。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

とはいえ弊社で建てるお施主様はもちろん、 潜在的にかなり多くの方が、 どうせならカッコイイ家にしたいと内心お考えだと思うので、 今回は、カッコイイ家をつくるためのルールについて お伝えしていきたいと思います。
たった1つだけだし、 めちゃくちゃ簡単なルールなので、 ぜひ覚えておいてください!

✔︎シンプルで簡単なルール

そのルールとは、 「部屋の配置や動線などを指定しないこと」です。
そんなことをしたら、 設計士はそれを優先して間取りを つくらざるを得なくなるからです。
そもそもその要望が、 その土地に合致しているかどうかに関係なく。
例えば、南向きの土地を買ったからといって、 リビングダイニングはもちろん、 寝室も子供部屋も全て南向きでつくってください などと伝えてしまうと、これだけで描く前から ほぼ間取りが決まったようなものになります。
1階だと、玄関・リビング・ダイニングが南で、 2階だと寝室、子供部屋が南、 そして、北には水回りと階段がくるといった感じですね。
で、この家がどうなるかというと、 まず、かなり高い確率で玄関の真横に リビングのエアコン室外機が ちょこんと置かれることになります。

また、南向きの窓は全て大きな窓になるでしょうから、 パッと見ただけで間取りがほぼ完璧に分かってしまいます。

さらに、洗濯物を寝室のベランダに干すとなると、 いつも周りから洗濯物が丸見えになり、 生活臭が漂う住まいになってしまいます。
そして、この住まいは 居住性も決して良いとは言えません。

というのも2階につくった子供部屋は、 子供が小さいうちは使わないため リビングが散らかりやすくなるし、 進学と共に子供が出て行った後も 別の用途として使いにくいからです。

洗濯だって上下を行ったり来たり しないといけないわけですしね。
毎日ホント大変です・・ この他
玄関→土間収納→ファミリークローゼット→洗面→ リビング(ダイニング)
という風に、 通り抜け動線を指定したりするのも、 それだけで間取りを固定してしまうことになるし、 これに関しては、土地の向きによっては、 やるべきではない場合が多々あります。

そもそも通り抜けにすると、 それだけで収納力が大きく低下してしまいますしね。 (通路を確保しないといけなくなるからです)

そんなこんなで、 勝手に自分自身の中だけで あれやこれやとつくりあげておかないことが 大事だというわけですね。
カッコイイ外観にするためだけじゃなく、 居住性の高い住まいにするためにも。

✔︎後は設計士のセンス次第!

とはいえ、じゃあ要望を全く伝えない方がいいかというと そういうわけでもなく、 やりたいと思っていることはしっかり伝えるべきです。 (それによって必然的に間取りが決まってしまうような要望が NGだということです)
しかし、これから家を建てる方に 覚えておいて欲しいことは、 「間取りは環境によって決まる」ということ、 そして「外観は環境と間取りによって決まる」ということです。
つまり、間取りはあなたの要望だけでつくるのではなく、 その土地に合わせてつくるべきだということ、 そして、外観はそれによって出来上がった 間取りと環境を考慮しながらつくりあげていくものだ、 ということですね。
後は、設計士さんのセンス次第ですが、 これが居住性の高い住まいとともに、 美しい家をつくるためのたった1つのルール というわけです。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

139.お金の不安がなくなるたった1つの秘訣

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

さて、今回は、 『お金の不安がなくなるたった1つの秘訣』である 『積立投資』についてお伝えしていきたいと思います。
時々お話しさせていただいている 「銀行に預けても増えないから積立投資に回した方がいいという話ではなく 「なぜ積立投資を選択すべきなのか?」 ということについてです。
今回は、家の話は一切しませんが、 家の話以上に大事な話なので、 出来れば皆さんにご覧いただきたいと思っています。

✔️成功者の恩恵を受けられるから

積立投資をするということは、 「世界中に存在する様々な優良会社に分散して投資を行い続ける」 ということなのですが、 それはつまり世界中の素晴らしい経営者たちが 革新的なイノベーションによってもたらした 多大な利益の一部を分けてもらうということを意味します。

一方で積立投資をしなかった場合、 お金を増やす手段は、自分自身が彼らに代わって 革新的なことを成し遂げないといけないのですが、 さて普通に考えてどちらの方が、確率が高いでしょうか?
もちろん前者の方ですよね。
そして、1つの会社に集中するのではなく、 分散して様々な会社に投資することもとっても大切な要素です。

どこの誰が成功するかなんて誰にも全く読めないですし、 ましてや、ずっと成功し続けるかどうかなんて もっと読めませんからね。
これが個別で株を買うのが危険だとか 博打だとか言われている理由ですね。
そんなこんなで、 分散して投資をすることがとっても大切になってくるのですが、 ちなみに、過去150年間のアメリカのS&P500という 超優良企業500社の平均的な株価は 毎年ずっと平均7〜8%ずつ増えていっているので、 ここに投資するということは、 この利率でお金が増え続けていくということなんですよね。

✔️安い時にたくさん買い、 高い時はあまり買わないような仕組みになっているから

続いて、積み立てにする理由、 つまり毎月(毎日の方がなお良い) 決まった金額で買っていく理由についてです。
この理由は株価が毎日変動するからです。 つまり、高くなる日もあれば逆に安くなる日もあり、 その動きなんてプロでも完全には読めないからです。
そして、この安くなるというのが お金が増える大きなミソとなるんですよね。
分かりやすく金額にしてみますね。 例えば、毎月30000円積み立てていくとして、 一口3000円の投資信託を買うとしたら、 毎月10口ずつ買っていくことになりますよね?

ところが、株価は上下の変動を繰り返しながら 徐々に上がっていくものなので、 ある月は3000円という価格が2700円になることもあるし、 逆に3300円になることもあります。
では、2700円になった月はどうなるのかというと、 10口ではなく11口買うことになるし、 逆に3300円になった月は9口しか買わない ということになります。
つまり、毎月決まってお金を投じていれば、 高くなれば必然的にあまり買わないようになるし、 逆に、安くなれば必然的により多く買うようになる ということなんですが、 これこそがまさにお金が増えるスピードを加速させる 大きな要因なんですよね。

安い時に多く買い、高い時は買い控えるわけですからね。
そんなこんなで投資は、 まとまったお金を一気に突っ込むのではなく、 コツコツと分散して買っていった方がいい というわけなんですよね。
これが『ドルコスト平均法』という考え方です。 いかがでしたか? こうやって人に言うぐらいなので、 もちろん僕自身も積立投資をやっています。
「つみたてNISA」「iDeCo」の枠は いっぱいいっぱいまでやると同時に、 それとは別ででもです。 ということで、僕の話はさておいたとして、 これから家づくりをする方は、 家づくりにとりかかる前に、 まずは積立投資のための口座を開き、 積み立てを始めてもらえたらと思います。
これが家を持った後も お金の不安を感じることなく暮らしていく たった一つの秘訣だと思います。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

138.「賃貸」VS「マイホーム」の盲点 このまま賃貸に住み続けるのか?

いっそ家を建てた方がいいのか?
結婚してからある程度過ぎれば、 誰もがこの2つの選択の間で揺れ動くと思います。
もちろん僕自身は、 この仕事をしていることもあるし、

1.暮らしがより豊かになること
2.電気の自給自足が出来ること
3.住宅ローン金利の中に生命保険が含まれていること

以上の3つの理由から少しでも早く 家を持った方がいいと思っているのですが、 しかし一方で、 持ち方によっては取り返しがつかない失敗となり、 老後はもちろん、これからの暮らしまでも 窮屈になる可能性が高くなってしまうことから、 家を建てずにずっと賃貸で住み続けた方がいい 場合もあるなとも思っています。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

ということで今回は、 この2つの比較を リアルな数字を入れつつやっていきたいと思います。

✔︎ずっと賃貸という選択肢

では、あなたが 現在払っている家賃を7万円、 長期積立投資に回せるお金を6万円として、 (貯金じゃなくて長期積立投資にしてください) 35年後の状況はどうなっているか 考えていってみましょう。
まず、将来手元に残る 不動産という資産はありませんよね。

しかし、家を持たない分、 固定資産税や家の修繕費用などが一切かからないため、 これまで通り、ゆとり資金の6万円を 毎月コツコツ積立投資に回すことが出来ます。
となると、仮にこのお金が毎年2%ずつ 増えていったと仮定すると、 35年後手元には約5040万円もの お金が残っていることになります。
それゆえ、仮に将来賃貸物件で 住みにくい状況になったとしたら、 この増えた資金を使って 実家をリフォームして住むもよし、 建て替えて住むもよし、 あるいは実家がない場合は、 住みたい場所で土地を買って家を建ててもよし、 老人ホーム的な所に入ってもよしではないでしょうか。

新築するにしても、 子供たちは巣立っていると想定すると 家をコンパクトに出来るため 割安で家を建てることが出来るし、 土地を買うにしても 学校のことを考えなくてもいいことから 住む場所を柔軟に考えやすいでしょうしね。
おそらくそれ以降は、生きている間、 家に手を加える必要もないでしょうしね。
そんなこんなで、 こういった見方をしてみると、 ずっと賃貸という生活も 決して悪くないというわけですね。

✔︎家を持った場合

では、続いて家を持った場合 どうなるのか考えてみましょう。
この場合、先程の家賃並みで 家を手に入れようとしたら、 銀行からの借入額を2500万円前後に 納めなければいけないのですが、 もしこれが無理だとしたら 一体どうなるのでしょうか?
仮に1000万円オーバーの3500万円を 銀行から借りざるを得ないと仮定すると、 家賃よりも3万円も出費が増えることになります。

そして、家を持つことによって 必要となる固定資産税と火災保険、 そして定期的にメンテしていくための 積立費用を合わせると、 毎月さらに3万円程度の出費が 必要になってくると 考えておいた方がいいでしょう。
となると、賃貸暮らしの時より 6万円も毎月の出費が増えるわけですが、 こうなると積立投資をしていく お金が全くなくなってしまいます。
つまり、家を持ったは良いが 全くお金は増えていかないということですね。

では、35年後 一体どのようになっているでしょうか?
まず、積立投資が出来ないので、 現金資産はゼロということになりますよね。
続いて、不動産という資産はどうでしょうか? 建物に関しては、価値はゼロですね。

木造建築の償却期間は22年なので、 これを超えると価値はゼロになりますからね。
土地に関してはどうでしょう?
ここは東京や京都じゃないので、 今後土地の価値が上がることはないだろうし、 むしろ下がっていくと考えたほうがいいでしょうね。

となると、買った値段と同じか、 あるいは幾分価値が下落していると 考えるのが妥当ではないでしょうか。
つまり、仮に買った土地の値段が 1000万円だとしたら、 かろうじて1000万円ぐらいの 価値が残っているということなので、 売却した場合、それぐらいの 現金にはなるということですね。

ただ、この場合土地を売却せず それなりのリフォーム工事をして 住み続けていくでしょうから、 その費用が必要になりますよね? キッチンやお風呂やトイレなどの設備品の 入れ替えも含めた大掛かりな工事費用 となると、500万円〜700万円ほどの 出費が再び必要となるし、 これに加えて1階に 部屋数を増やさないといけないような 家を建ててしまっているとしたら、 さらに増築費用まで必要になってきます。

結果、1000万円ぐらいの出費が必要となり、 再びローンを組むハメになるか、 子供たちが巣立った後、 出来たゆとりで頑張って貯めてきた貯金を 捻出しなくてはいけなくなってしまいます。
悲しいかな、これが家づくりのやり方を 間違えてしまった場合のリアルな結末です。 いかがでしたか? 想像したらゾッとする結末だと思いませんか?
というわけで、 こんな結末を迎えないようにするために、 土地探しやプランをする前に よく考えて資金計画を行うようにしてください。
ポイントは、積立投資の余力を残しつつ 家を建てることが出来るかどうかですね。
それさえ出来れば、 絶対に家を持った方がいいというのが 僕自身の考え方です!

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

137.家づくりでのお金の使い方

家を建てるにあたって、 毎月の返済額を今の家賃を基準に 考えてしまいがちですが、 単純にそれだけで考えるべきではありません。
というのも、家を持つと 固定資産税が必要になるし、 家のメンテ費用も 定期的に必要になってくるからです。
つまり、家という資産を持てば、 これまでに必要なかったコストが それなりに必要となってくるので、 単純に目先の返済額だけで考えてはいけない ということですね。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

ゆえ、返済額を決める時には、 こういったコストも 計算に入れた上で決めた方がいいし、 出来れば、このタイミングで 生命保険・医療保険・学資保険などの 保険を見直すことをオススメしています。
多くの方が、これらの保険に 入り過ぎている傾向があるし、 住宅ローン金利の中には、 もしもの時用の生命保険料も含まれていますしね。
かつ、貯蓄先も 銀行だけに限定するのではなく 「長期積立投資」という選択肢も前向きに 検討していただくことをオススメしています。

✔︎驚異的な差を生む予算計画

では、保険も見直さず、 家づくりにも多大な予算を突っ込んだ人と 保険も家づくりの費用も見直すことで、 5万円ものゆとり資金が生まれた人とで、 ローン返済が終わる35年後 一体どれくらいの差が生まれるか 簡単に試算してみましょう。

まず、全て家に突っ込んだ人ですが、 この場合、貯蓄額は0ですね。
驚異的に収入が上がらない限り 将来貧乏確定です。
では、この浮いた5万円を 銀行に貯金していった場合どうなるでしょうか? この場合、普通、定期にかかわらず、 ほぼ無金利に近い状態なので、 単純に5万円×12ヶ月×35年= 2100万円(+毛が生えた程度の利息) といったところでしょうか。
面白みは全くありませんが、 家づくりのコストを抑えた分、 確実に手元にお金が残っていっているので、 家に突っ込んだ人とは それなりに大きな違いが生まれますよね?

では、このお金を35年に渡って 毎月コツコツと積立投資していった場合、 一体どうなるでしょうか? この場合、毎年平均で2%ずつは 上がっていくであろう 投資信託にお金を預けていったとしたら、 35年後には預けたお金が、 2倍ぐらいまで増えることになります。
あるいは、もっといい利率で お金が増えていくとしたら 3倍や4倍になることだって十分あり得ます。 そんなこんなで個人的には、 保険と家づくりの予算を見直すことで、 こういう選択をして欲しいと思っている次第です。
「iDeCo」「つみたてNISA」 といった制度を利用すれば、 節税効果も期待出来るため さらに手元に残るお金が増えるわけですからね。

というわけで、 これから家を建てようとお考えの方は、 こういったことも踏まえながら 家づくりの予算計画を立てていただき、 その上で家づくりにのぞんでいただけたらと思います。
自らも働きつつ、お金にも働いてもらう。
そしてそれを実現するために、 まずはその資金が捻出出来るような資金計画を立てる。
これから迎える厳しい時代を 豊かに生き抜いていくためには、 これがベストな家づくりではないでしょうか。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

136.明るさと開放感の方程式

多くの方が リビングダイニングに求めることが、 「明るさ」「開放感」だと思います。
そして、その手段として大きな窓をつくり、 天井を高くするのですが、 実はこの2つを採用しただけで、 充分な「明るさ」と「開放感」を 得ることが出来るとは限りません。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

まず、なぜ大きな窓をつくるだけで 充分な明るさが得られないのかと言うと、 基本的にほぼすべての窓が カーテンありきの設計になっているからです。
つまり、光を採りこむために 窓をつくったにもかかわらず、 カーテンで光を遮っているから 家の中が薄暗くなってしまうというわけですね。
そして、大きな窓があるリビングはまだしも、 北に追いやられがちなキッチンや北に追いやられつつ、 窓のサイズまで小さい洗面などの水回りは 照明なしでは居られないぐらい 暗くなってしまいます。
また、天井だけ高くしても、 窓や室内ドアが低いままでは、 天井付近まで光が拡散しないため、 かえって天井付近が薄暗くなってしまいます。
となると、南向きでつくった リビングやダイニングでさえも、 朝から照明に頼らざるを得なくなる というわけですね。

では、開放感についてはどうでしょうか?
朝から夜までずっと 照明に頼り続けないといけない家は、果たして開放感あふれる住まいなのでしょうか?
視線を遮るために 閉じた状態となったカーテンによって、 全く外が見えなくなってしまうとしたら、 果たしてその空間から開放感を 感じることが出来るでしょうか?
カーテンが閉まっているということは、 一面壁に囲まれているのと 何ら変りないってことですからね。

✔︎「明るさ」と「開放感」の方程式

家全体に満遍なく自然光を届けるためには、 まず窓から入ってくる光を遮らないこと、 そして、その光が全体に届くように してやらなければいけません。
では、そうするためには、 一体どうすればいいのか?

まず、大前提として、 窓は基本的に視線を遮るための カーテンがいらないように つくらないといけません。
そして、その上で窓から入ってきた光を 家全体に拡散する工夫を施さなければいけません。
その一つが、 窓と室内ドアと天井の高さを 全て揃えるということです。
こうすることによって、 室内に入ってくる光量が増えるし、 天井付近まで光が拡散しやすくなるからです。
また、天井とドアの高さを揃えることによって、 空間に奥行きが感じられる視覚効果が得られるので、 窓の高さも相見えて開放感を感じてもらいやすくなります。
そして、光を拡散させるもう1つの工夫が、 内装を白やアイボリーを基調とすることです。
また、床や家具の色なども、 ダークトーンのものではなく、 ライトトーンのものを(オークやメープルなど) 選んでいただくとさらに明るさが増すと思います。

✔︎そんなこんなでまとめると、、、

リビングダイニングに 「明るさ」と「開放感」を出すためには、 一般的には「大きな窓」+「天井を高くする」 と考えられていますが、 隣近所が100mぐらい離れているような めちゃくちゃ田舎に家を建てない限り、 これだけでこの2つは実現出来ません。
一方で、 「カーテンがいらない窓」+ 「窓とドアと天井の高さを揃える」+ 「内装を白基調とする」 を全て実現していただくと、 たとえ隣近所が全て家に囲まれていたとしても、 100%明るくて開放的な住まいを実現することが出来ます。

なので、これから50年以上 住み続けていくであろう住まいを より良いものにするために、 間違えた方程式ではなく この正しい方程式を覚えておいてくださいね。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

135.脱炭素時代に不必要な2つのもの

時代の流れは、 確実に脱炭素へと向かいつつあります。 ガソリン車ではなくEV車。 火力発電ではなく再エネ発電。
そして、新築住宅にも 太陽光発電の設置が義務付けられようとしています。
また、新築住宅には、 脱炭素に向けた重要な取り組みとして 高断熱化が義務付けられているのですが、 これに加えて間取りの効率化が図れれば、 さらに冷暖房効率が高く、 快適な住まいがつくりやすくなります。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では今回は、 快適な住まいづくりに欠かせない 間取りの効率化について お伝えしていきたいと思います。
効率化を図ることによって、 快適性が増すだけじゃなく それなりにコストカットも出来るので 押さえておいてもらうといいと思います。
その前に まずは断熱と気密を強化することで どのような効果があるのか?から 簡単にお伝えさせていただきます。

✔️断熱と気密を強化する意味

断熱を強化すれば、 室内が外気の影響を受けにくくなります。
つまり、夏は暑さが中に入ってきにくく、 冬は寒さが中に入ってきにくいということですね。
となると、必然的に冷房や暖房の使用量が減るため、 その分電気料金が安くなるし、 より快適に過ごしやすくなります。
これに加えて気密も強化されれば、 中から外に空気が漏れにくくなり さらに冷暖房効率が高くなるし、 家全体に出来る温度差を 出来るだけ縮めることが出来るというわけですね。
これが、住宅の断熱と気密を強化することの メリットというか意味合いです。

そして現在は、断熱と気密が いずれも強化されているのが 当たり前となっているのですが、 これに加えてある2つのモノをなくせば さらに冷暖房効率が上がり、 さらに温度差も少なくなり、 さらに快適に過ごしやすくなります。
これが出来れば、 コストカット出来ると同時に、 家の使いやすさや住みやすさも グンとアップするはずです。

✔︎なくてもいい場所!?

まず、なくてもいい1つ目のモノが 「廊下」です。 廊下があることによって、 廊下が空気の流れを遮断してしまい、 これが家の中に出来る温度差の原因となるからです。
廊下につながるドアって 開けっ放しにしておくと、 なんだか空気が逃げていっているような 感覚になっちゃいますからね。
そんなこんなで、 必然的に空気の流れを遮断する 断熱材的な役割を果たしてしまう 廊下はなくした方がいいというわけです。

せっかく、家全体に空気が循環しやすいように 住宅の断熱と気密を強化していますからね。
もちろん、廊下にも 部屋や収納と同じようにコストがかかっているし、 廊下の分だけドアの本数も多くなり、 それも地味にコストアップにつながりますしね。

そして、もう1つなくした方が いいモノが「階段」です。
これに関しては、 敷地にゆとりがない場合はなくすことが出来ないので、 あくまで「平屋」が建てられる土地であることが前提ですが。
階段がなくなり平屋になれば、 上下階で生じる温度差がなくなります。 (夏は2階が暑く、冬は1階が寒いという 昔の家に「あるある」の最悪の温度差です)

また、2階建ての場合、 各部屋で冷暖房を運転させないと 夏の暑さや冬の寒さに対処できませんが、 平屋で、かつ廊下がない場合、 リビングの冷暖房の空気が 家全体にうっすらと流れていくため、 そもそも2階建てほど温度差が出にくいので、 冷暖房の使用を抑えながらも、 快適な環境をつくることが出来ます。
そして、もちろんこの階段にも、 先程の廊下同様にコストがかかっているので、 (階段には上下合わせて2坪あるので、 最低でも120万円ぐらいのコストがかかっています) その分のコストもカット出来ますしね。
以上のような理由から、 これからの住宅においては、 「廊下」と「階段」はいずれも 出来ることならなくした方がいいというわけです。
とはいえ、 「言うは易し、行うは難し」で、 この2つをなくすのは簡単そうで、 そう簡単なことではありません。
あなたがお持ちである要望を 叶えることを優先すれば、 必然的にそれらが出来てしまうからです。
なので、住宅会社で 間取りを描いてもらう時は、 結果的に間取りを指定してしまうような 要望だけは出来るだけ お伝えしないようにしてくださいね。
これが、よりコストを抑えながら、 より使いやすく住みやすい 快適な住まいをつくる秘訣です。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

134.窓は少ない方がいい理由

「窓を増やせば増やすほど 家の中は明るくなる!!」 実に多くの方が、 このような思い込みをお持ちですが、 残念ながら窓の多さと家の中の明るさには、 全くと言っていいほど相関関係はありません。 つまり、やみくもに窓を増やしたとて それだけで家の中が明るくなる わけではないということなのですが、 この行為は逆に様々なデメリットを生んでしまいます。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

例えば、窓が増えれば、 その分、窓掃除をする場所が増えます。
ガラスを拭いたり、網戸を拭いたり、 サッシそのものを拭く場所が増えるということですね。
また、それらの窓の多くにカーテンが必要だとしたら、 窓が増えればその分カーテン代が高くなってしまいます。
しかも、カーテンがあることによって ガラスやサッシの結露に気付きにくくなり、 これがカビを増やす原因になることも 決して少なくないのではないでしょうか。
窓が増えれば、 その分家の断熱性能も悪くなってしまいますしね。
いくら以前に比べて、 ガラスやサッシの性能が良くなったとはいえ、 壁に入っている断熱材よりも、 断熱性能が良いわけじゃありませんからね。

そして、断熱性能同様に、 窓が増えることによって悪くなるのは家の耐震性です。
窓があるところは耐力壁に出来なくなるので、 窓が増え、逆に壁が減れば、 その分耐震性が悪くなるということですね。
さらに、窓は外壁を汚す一番の原因でもあるため、 窓を増やせば、その分外壁の汚れも目立ちやすくなります。

とりわけ、家の正面に窓をたくさんつくってしまうと、 家の正面が汚れやすくなるので、 外壁のメンテ周期が早まることになるし、 訪問販売のリフォーム会社の格好のターゲットとなり、 出費が増えることになりかねません。
この他、窓が増え、壁が減ることによって 収納が減ってしまうという隠れデメリットもあるので、 出来る限り窓が少なくなるように設計しないといけません。
もちろん、明るさや開放感を 一切犠牲にすることなくです。

✔︎窓が少なくていい家の条件

では、窓を最小限にするためには、 どのようにすればいいのか? この答えは、 「カーテンありきの窓をつくらないようにする」 ということです。
視線の遮断と共に 光まで遮断してしまうのが カーテンだからです。
視線を遮るためのカーテンが 必要ない窓をつくることが出来れば、 その窓からはふんだんに光が入ってきます。
そして、壁や天井に反射して家全体に光が拡散されていき、 家全体が満遍なく自然光だけで明るくなります。
つまり、カーテンありきの窓にしなければ、 やみくもに窓を沢山つくらずとも 家の中が明るくなるというわけです。
なので、設計をする時には、 方位や環境に配慮しながら、 それぞれに適した窓の形やガラスの種類を 選んでいただければと思います。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

133.外観をシンプルに仕上げる5つの理由

施工実例をご覧いただければ一目瞭然ですが、 弊社が建てる家には正面に窓がありません。
そして、それが家の美しさを際立たせているのですが、 とはいえ、ただ単に美しさだけを追求して そうしているわけではなく、 そこには、それなりにちゃんとした意味合いがあります。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では、今回は5つあるその理由について お伝えしていきたいと思います。
結論としては、 この5つ全てがうまく絡み合うことによって 住まいにとって大切な 居住性と経済性を高めているというお話です。

✔︎理由1:汚れにくいから

まず1つ目の理由がこれです。 外壁が汚れる最大の原因は、 窓や換気扇といった外壁から突起した部材です。
窓からダラーっと流れる垂れジミと 換気扇から出てくる黒ずんだ汚れですね。
なので、家の正面にそれらをつくらないことによって そもそも汚れの原因を排除しているというわけです。
とりわけ北が正面になる場合は、 直射日光が当たらない分、 余計に汚れやすいですしね。 そして、あまりにも汚れが目立つことになれば、 外壁の塗り替え頻度が高くなり、 維持管理コストが高くついてしまいます。
また、汚れが目立つお家は、 訪問販売のリフォーム業者にも目をつけられやすく、 さらに出費がかさむことになるかもしれません。 (不安を煽られて工事する方向に持っていかれちゃうからです)
そんなこんなで、 建てた後の維持管理費を少しでも抑えるために、 汚れの原因を元から排除しているというわけです。

理由2:間取りが分かりにくいから

そして、2つ目の理由がこれです。
まー、言うなれば泥棒さんに狙われにくくしている という感じですかね。
日本は外国に比べて治安が良いので、 そこまで心配する必要ないかもですけどね(笑) とはいえ、パッと見ただけで 間取りが分かってしまう家より、 どこからどう見ても間取りの想像がつかない家の方が、 安心して暮らせそうな気がしますよね?

✔︎理由3:プライバシーが担保しやすいから

3つ目の理由がこれです。

家の正面は何も建たないため光も採りやすいですが、 その分、視線も入ってきやすいという 隠れデメリットがありますからね。
そして、視線を遮るために カーテンを閉め切ってしまったら、 家の中が暗くなっちゃいますからね。 これに関して特に注意しなければいけないのが、 南向きの日当たりが良い土地ですね。 南向きの土地の場合、 南からの光を家の中にたっぷり採り込みたいあまり、 大きな窓をたくさん正面につくってしまいがちですが、 そうなれば防犯性もプライバシー性も 最悪の状態になっちゃうからです。
なので、家の中への 光の採り込み方を工夫することによって 家の正面からの採光に頼らなくて いいようにしている次第であります。

理由4:意匠性を高めるため

ちょっとカッコよく書いてみましたが、 要はデザイン性を高めるってことです。
携帯電話や家具や車同様に、 カッコ悪いデザインのものより カッコ良いデザインの方が良いからです。 あくまでこれに関しては、 理屈ではなく感情的な要素となるので、 説明はこれくらいにしておきますが。
しかし、デザイン性を高めることは、 実は裏に隠された大きなメリットがあるんですよね。

✔︎理由5:外構費用が安くなるから

それが、この最後の理由です。
家のデザインが美しくなると、 庭に装飾をする必要がなくなります。 家そのものが美しい場合、 庭もそれに合わせてスッキリシンプルに仕上げた方が、 家をより引き立ててくれるからです。
そしてその結果、 庭の予算を押し上げる余分な工事の 一切をなくすことが出来ます。

また、防犯性とプライバシー性を 高めるための植栽や目隠しや塀などの 余分な工事も一切必要なくなります。
そんなこんなで、庭にかける費用も、 ダントツで安くなるというわけです。
もちろん、無意味に広い土地を買っちゃうと この限りじゃありませんけどね・・・ いかがでしたか? 端的に説明させていただきましたが、 こんな外観にしている理由を 大体ご理解いただけたでしょうか? とはいえ、間取りが分かりにくい分、 家の中身がどんなもんなのか いまいち掴めないと思うので、 もしよろしければ一度弊社のお家を見に来てくださいね。 いつでもご案内させていただきますので。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact