前回お伝えさせていただいたように、事前に資金計画をしていないまま土地を探してしまうと、ほぼ確実に予算オーバーしてしまうことになり、結果、最良の住宅ローン選びが出来なくなってしまいますが、これは土地に限らず家にも同じことが言えます。
また、事前に資金計画をしていないまま家づくりを進めてしまうと、純粋な土地代金や建物代金以外にかかる費用を具体的に把握出来ていないため、これが予算オーバーの原因となり土地や建物の予算オーバー同様に、仕方なく住宅ローンで帳尻を合わさざるを得なくなってしまいます。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。
例えば、土地を購入する時には、土地代金だけが必要なのではなく、不動産屋さんに支払う手数料や、水道を利用するための権利金や、名義を自分に変えてもらうための費用といったさまざまな経費がかかってきます。
それゆえ、土地を購入する時には、土地代金以外にもこういった費用がどれくらいかかりそうなのか?ということも、検討材料に加えなければいけないのですが、資金計画をしていない無知な状態で土地を探してしまうと、これらの費用がスッポリと抜け落ちてしまうことになります。
ネットや雑誌に乗っている価格は、純粋な土地代金だけであり、別途でどんな費用が必要になるかまでは、丁寧に記載してくれていませんからね。また、家の費用に関しても、地盤改良費用や外構工事代金といった費用はもちろん、会社によっては、当然のごとく建築費用に入っているだろうと思ってしまう費用(設計料や照明器具代など)ですら含まれてないことが多々あるため、資金計画をすることによって、全体でかかる費用をしっかり把握していないと、後からとんでもない予算オーバーを招く恐れがあります。
さらに、住宅ローンを借りるにあたって必要となる経費関係も、選ぶ商品や利用する銀行によって異なってくるし、火災保険1つをとっても、建物の構造、補償範囲、かける年数、範囲などによって、また、地震保険の加入の有無によって異なってきます。
購入する家具や家電類なども人それぞれですが、購入するエアコンの台数、買い替える家電・家具、新たに購入する家電・家具なども、もちろん家づくりに必要な費用なので、これらもあらかじめ計画し、予算を確保しておくようにしないと、大幅な予算オーバーを招いてしまうことになるんですよね・・・
✔︎“資金計画は家づくりの要”
このように、家づくりには、土地や家以外にもさまざまな経費がかかるため、また、それらの費用がご家族によって全然違うため、家づくりを進めていく前に、これらを把握するために資金計画をしておくべきです。
仮に、資金計画をしていないまま家づくりを進めてしまうと、あなたにとっての理想の予算から、大きくオーバーしてしまうことになるでしょう。
そして、その帳尻を合わすために、選ぶべきじゃない住宅ローンを選ばざるを得なくなるか、あるいは、返済負担を上げざるを得なくなってしまいます。選ぶべきじゃない住宅ローンを選べば、ずっとリスクを抱えたまま生活していくことになるし、もし返済負担が大きく上がってしまったら、非常に苦しい生活をする羽目になってしまいます。
また、子供や将来のために貯蓄する余裕もなくなってしまいます。
いずれにしても、心と財布に余裕を持ちながら、豊かに暮らしていくことが出来なくなってしまうということです。
ということで、家づくりをする前にはまず資金計画をすること、そして、それを自分だけですることが難しいなら、ファイナンシャルプランナーか、お金の知識が豊富な住宅会社の方にしてもらった上で家づくりをしていただければと思います。
それでは、、、