住宅ローンを選ぶ時は、出来るだけ金利が低い銀行や商品にすることを心がけるべきなのですが、とはいえ、金利の低さだけに着目してしまうと、本来選ぶべきじゃない商品を選んでしまうかもしれません。
それゆえ、まずは、住宅ローンに対する基本知識を身につけていただき、商品の特徴を、ある程度ご理解いただくことが大切となります。
おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。
住宅ローンには、景気の良し悪しに連動して金利が変化する『変動型』と、景気の良し悪しに関係なくずっと金利が変わらない『固定型』の2つの商品があります。そして、ほぼ全ての銀行がこの両方を取り扱いしています。
『変動型』の特徴としては、メリット面では、『固定型』に比べて金利が低めに設定されていることと、『固定型』に比べて最初にかかる手数料が少ないこと。デメリット面では、金利が変動するため、返済金額がずっと一定ではないことと、その際、急激に負担が増加するリスクがあるということ、です。
一方で、『固定型』の特徴としては、メリット面では、返済期間中ずっと金利が変わらないため返済金額がずっと一定となり、ライフプランが立てやすく安心感があること。デメリット面では、『変動型』に比べて金利が高めに設定されていることと、『変動型』に比べて最初にかかる手数料が多く、結果、その分家に掛けられる予算が減ってしまうこと、です。
そして、それぞれのメリットとデメリットをご理解いただいた上で、自分に合った商品を選ぶようにしなければいけないのですが、多くの方が、あまり商品について理解していない状態で、住宅ローンを決めてしまっているのではないでしょうか?
✔︎金利の低さのみにフォーカスしてしまうと・・・
また、単純に金利の低さにこだわって住宅ローンを決めてしまうと、本来は『固定型』を選ぶべきであるのに、間違って『変動型』を選んでしまうことになります。
固定型と変動型では、金利差が0.3%〜0.6%ぐらいあるため、これを毎月の返済額に試算してみると、けっこう返済金額が変わりますからね。
(3000万円を35年返済で借りると仮定して、金利が0.9%と1.4%では毎月7,098円違ってきます)
しかし、このような選び方をしてしまうと、後々、家計を苦しめることになるかもしれません。
仮に、10年後金利が大幅に上がってしまったとしたら・・
そして、返済負担が20,000円も上がってしまったとしたら・・
でも、給料は上がるどころか天引きが増え、逆に減ってしまっていたとしたら・・
さらに、子供たちの成長に伴い、さまざまな出費が増えてしまっていたとしたら・・
そう考えると、ゾッとしませんか?
とはいえ、そんな場合でも、銀行としっかりと交渉をすることで、金利上昇を最小限に抑える、あるいは、別の銀行で借り換えをすることで、返済負担を上げないようにするなど、リスクを軽減する工夫はあるんですけどね。
『変動型』だからリスクがあるわけではないのですが、しかし、変動型は金利変動に伴う返済負担アップのリスクがあるため、そのこともご理解いただいた上で選ぶべきです。
ということで、住宅ローン選びをする時に大切なのは、金利の低さなのですが、そこだけに着目して選んでしまい、結果的に後々大変なことにならないように気を付けていただければと思います。
それでは、、、