コラム

8.土地の日当たりの良し悪しは重要なのか?

日当たりに難がありそうな土地に家を建てる場合、南に建つ家の日かげになる場所を避けて家を建てるのが一般的な考え方です。
しかし、そうすることによって、

✔︎外構工事に高額な予算が必要となってしまう・・・

✔︎日かげを避け、日なたに建てたにもかかわらず、なぜか薄暗く電気が日中ずっと必要な家になってしまう・・・

✔︎生活感漂う家になりやすい・・・

✔︎洗濯・片付けといった家事に余分な手間がかかりやすい・・・

といったことが、起こりやすくなります。
計画中には気付きにくいんですけどね。

それゆえ、そうならないために、誰もが間取りのつくり方の基本を知っておく必要があります。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

まず考えていただきたいことが、全ての部屋を日当たりが良い場所につくるべきなのか、ということです。

例えば、玄関を、日当たりのいい場所につくる必要があるでしょうか?
また、お風呂やトイレを日当たりが良い場所につくる必要があるでしょうか?
さらには、収納を、日当たりがいい場所につくる必要があるでしょうか?

もちろん、そんな必要ないですよね。

では、寝室は、日当たりが良い場所じゃなきゃダメでしょうか?
また、子ども部屋も、日当たりが良い場所じゃなきゃダメでしょうか?

文字通り、寝室はただ寝るだけの部屋です。つまり、夜中から夜が明けるまで使用する部屋なので、そこに日当たりは必ずしも必要じゃないですよね?
そして、あなたに夜勤があるとしたら、なおのことですよね?

では、子ども部屋はどうでしょうか?
もちろん、子供たちが部屋をフル活用している時は、明るい部屋にしてやりたいでしょうから、そう考えると、日当たりが良い場所に配置してあげたいと思ってしまうかもしれません。

しかし、直射日光が一日中入ってくる部屋は果たして過ごしやすいでしょうか?
サンサンと日差しが射し込む部屋は集中して勉強しやすい部屋なのでしょうか?
そして、やがて子供たちが出て行った後、その部屋を収納として使いたいと思った時、サンサンと日差しが射し込むその部屋は、収納としての機能を果たしやすいのでしょうか?

これは、なにもこれらの場所は、全て暗くても構わないという話をしているわけではありません。
これらの場所は、どの部屋も、例外なく必ず明るい場所にしなければいけないのですが、しかし、そのためにわざわざ直射日光を採り込む必要がないということです。
つまり、南に建つ家の日かげになってしまう場所に、これらの部屋を配置しても、なんら問題ないというわけですね。これらの部屋を明るくすることさえ出来れば、です。

✔︎敷地を有効活用した家づくりのメリット

このように、知らない間に受け入れてしまっている常識にとらわれず間取りを設計し、日かげさえも有効活用することが出来たら、家づくりの幅が大きく広がります。
そして、その結果、

✔︎カーテンがいらない明るくて開放的な家をつくることが出来ます

✔︎外構工事の予算を最小限に抑えることが出来ます

✔︎庭を美しく維持するための手間を大幅にカット出来ます

✔︎前の家の汚い裏側(北側)を見ないで過ごせるようになります

✔︎プライバシーにも優れた風通しもいい家にすることが出来ます

また、1階をより大きくつくることが出来れば、

✔︎より高い耐震性を持つ家になります

✔︎洗濯作業を全てワンフロアで済ますことが出来ます

✔︎片付けがしやすく生活感が出にくい家になります

✔︎将来、無駄な増築費用を掛けなくて済みます

✔︎建てた後ずっと変わらず住みやすい家になります

といったメリットを、あなたにもたらしてくれます。


それでは、、、

7.平屋の良いところと悪いところ その2

前回お伝えさせていただいた平屋の懸念点を、ほぼ完全に払拭出来るとしたら、
そして、家を建てようとお考えの土地が、平屋を建てることが出来る土地だとしたら、
誰もが『平屋』を選択すべきではないでしょうか?

というのも、『平屋』には数多くのメリットが存在するからです。
そして、それらのメリットは、あなたの暮らしをより豊かなものにしてくれるからです。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

まず、平屋にすることのメリットは、家が強くなるということではないでしょうか?

地震の時はもちろんのこと、日常的に受ける風や台風時の強風による揺れ、そして重量車両の通行よる振動などの影響を2階建てに比べて遥かに受けにくいからです。
また、平屋には2階がないため、上からかかる荷重も少なく、これもより構造が安定する大きな要因となります。
2階建て住宅は、2階に仕切りが多くなり重くなりやすい上に、ベランダが南にせり出すことで、余計バランスが悪くなりがちですからね。

家事が楽であることも、平屋であるがゆえの大きなメリットではないでしょうか?

例えば、洗濯の一連の作業に着目してみると、2階建ての場合は、階段をアップダウンすることが当たり前となりますが、平屋の場合は、アパート同様にワンフロアで全ての作業を行うことが出来ます。
また、取り込んだ洗濯物を置いておくスペースも確保しやすいし、片付ける作業もずいぶんと楽になるのではないでしょうか?いつも過ごす場所と同じフロアに全ての収納があるわけですからね。

片付けに関しても、子ども部屋が2階にあるのと1階にあるのとでは、圧倒的な違いを生じさせるのも、家を建てる全ての方が知っておくべき事実です。わざわざ階段を上がって片付けに行かねばならないのと、同じフロアで、かつすぐ近くに片付けられるのとでは、子供だけに限らず私たちでさえも、面倒臭さに圧倒的な違いがありますからね。

結果、リビングダイニングのスッキリ具合に、大きな差が生じることになります。

掃除だって、平屋にした方が楽そうだと思いませんか?
まず、平屋には階段がないわけですし、バリアフリーが当たり前の現在の家では、ルンバが勝手に全体を掃除してくれるし、さらに、先程お伝えしたように、平屋は片付けもしやすい家になりやすいため、そうなれば、なおのこと掃除の手間を減らすことが出来ますからね。

家族の成長に合わせて住み替えやすいというのも、平屋ならでは、のメリットではないでしょうか?

例えば、子どもたちが小さいうちは、子ども部屋は客間も兼ねて使うことも出来るし、子どもが思春期に入ると、自分の部屋として使えるようになります。そして、子どもたちが巣立った後は、大容量の収納として使ってもいいし、あなたの部屋として使うことも出来ますよね。

要は、建てたすぐはもちろんのこと、いつまでも全ての部屋を無駄なく使うことが出来るいわば無駄がない家にしやすいということでもあるんですよね。

さらに、家づくりの無駄な出費を抑えられるというのも平屋ならでは、の大きなメリットです。1階に部屋が足りないことを理由として、老後に増築する必要がなくなるからです。
洗濯干場だって、最初からずっと1階だから、新たな設置費用だっていらないわけですしね。

いかがですか?
暮らしという面で考えてみると、安心や安全面でも平屋は非常に優れているし、使いやすさに関しても非常に優れています。また、経済的な側面で考えてみても、やがて迎える老後の無駄な出費を減らすことが出来るのも、平屋が持つ、隠れた大きなメリットです。

ですから、もちろん敷地にもよりますが、2階建てありきで家を考えるのではなく、平屋を基本として、家づくりを考えていただければと思います。

それでは、、、

6.平屋の良いところと悪いところ

家の基本は『平屋』なので、『平屋』がその敷地におさまり、かつ暮らしの快適性に支障をきたさないのであれば、そうすべきです。
というわけで、今回は平屋について、良し悪しの両面から考えていきたいと思います。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

では、まずは平屋の悪いところ、というよりは懸念点についてから。

✔︎平屋の懸念点 

その1:高いんじゃないか?

多くの方が当たり前のように2階建てのお家を建ててしまうのは、これが一番の理由ではないでしょうか?
住宅会社に行くと、当たり前のように“平屋は高いですよ!”と言われますからね。

その2:土地がかなり広くないとダメなのではないか?

そして、これも1と同時に考えてしまう懸念点ではないでしょうか?
実際、住宅会社や不動産屋からそう言われたことを理由に、平屋を諦めざるを得なくなった方も数多くいらっしゃることでしょう。

その3:家に囲まれている場合、暗くなるのではないだろうか?

周囲が家に囲まれているところで平屋を建てた場合、家が暗いのでは?と考えるのも当たり前のことです。
実際、2階建てに比べて敷地いっぱいに建てる平屋の場合、光の採り込み方に工夫をしなければ、周囲の建物に光を阻害されてしまい、家の中が暗くなってしまいます。

その4:予想を上回る増水時に逃げ場がないのではないか?

2階をつくっていないと、もしもの時に逃げ場がないので困るのではないか?というのも平屋の懸念点だと思います。しかし、もしもの時のことも考慮して、可能な限り敷地を高く設定はするものの、予測不能な事態は、文字通り予測不能なため、これに対する不安を完全に払拭することは難しいことです。

✔︎懸念点の対処法

以上が、平屋に対して感じる壁だと思いますが、1〜3に関しては、全てただの誤解であり、家づくりの進め方によって払拭出来ることばかりです。

まず、平屋は高いという認識ですが、これに対する解決策は、自分にとって不要だと思うところや、無駄だと思うところを削ることによって余分なコストをカットすることです。
つまり、必要なところはしっかりと残しながら、家をコンパクトにするということですね。

例えば、2階建ての場合、1階に余分に和室をつくろうとしますが、全ての部屋が1階にある平屋の場合、わざわざ余分に和室を作る必要はありません。常時使っていない子ども部屋を和室代わりに使えばいいからです。
また、2階建ての場合、どうしても2階にたくさん廊下が出来てしまうのですが、平屋にすれば、この廊下をカットしやすくなります。部屋の広さに関しても、コスト面も考慮して広さを検討することが大切です。
子ども部屋にせよ、寝室にせよ、ぶっちゃけて言うと、ただ寝るだけの部屋ですしね。だとしたら、そんなに広くつくる必要ありませんよね?
これらを積み重ねた結果、住み心地や使い勝手に一切支障をきたすことなく、2階建てと同じくらいか、あるいはより安い価格で平屋を建てることが出来ます。

さらに、家がコンパクトになれば、これに連動して土地も小さく出来ます。家がコンパクトになれば、50〜55坪ぐらいの土地でも平屋を建てることが出来ますからね。つまり、一般的な分譲地でも、充分平屋を建てることが出来るというわけです。

しかし、土地が小さくなった場合、より懸念されることが、“家が暗くなるんじゃないか”という点ですよね?
この答えに関しては、“日当たりが良い土地を買う”という結論に安易に至ってしまいがちですが、実は、それは正しい答えではありません。
日当たりが良い方向に大きな窓をつくれば、家の中が丸見えになってしまうため、カーテンによって、視線とともに光まで閉ざしてしまうからです。この正しい答えは、土地に合わせて設計することです。つまり、先ほどの土地の場合だと、丸見えにならないようにしつつ、光を確保するためにはどうすればいいかを考えるべきだということですね。

しかし、これが出来れば、土地の良し悪しに関わらず、どんな土地でも明るく開放的な家を建てることが出来るし、たとえ周囲が家に囲まれた分譲地だとしても、明るく開放的な平屋を建てることが出来ます。
ということで、世間一般で言われている平屋の懸念点は、ほぼ全て設計によって解決可能であるということをご理解いただいた上で、今後の家づくりを進めていっていただければと思います。

その先には、たくさんのメリットが待ち構えているわけですから!
ということで、次回は平屋のメリットについて。

それでは、、、

5.安心して白い外壁を選べる秘訣

家を建てる誰もが、白い外観に憧れを抱いていることと思いますが、
それと同時に、汚れやすく、かつ汚れも目立ちやすいというネガティブな要素も、頭に浮かんでしまうのではないでしょうか?

そして、そのネガティブな心配事は、そうならないための工夫をしなければ、たちどころに現れてしまいます・・・それゆえ、白く美しい状態を出来るだけ長く保つためには、外壁そのものを汚れにくくする工夫をしなければいけません。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

では、そのためには、一体どうすればいいのでしょうか?

✔︎正面に窓をつくらない

意外かもしれませんが、
実は、外壁を汚す一番の原因は『窓』です。
それゆえ、外壁の汚れを防ぐためには、窓を出来るだけ減らすよう心がけるべきです。
かつ、汚れが一番気になる家の正面に、窓をつくらなくてもいいように間取りを考えなければいけません。

例えば、間取り図(平面図)だけでプランを見た時、トイレの位置が提案してくれている場所より家に正面側にあった方がいいと感じたとしても、それだけでトイレの位置を動かしてしまうと、家の正面に窓が1つ余分に出来てしまい、結果、これが外壁を汚す原因となってしまいます。

しかし、この悲劇はこれだけに留まらず・・

✔︎正面に換気扇がつかないようにする

トイレを正面に配置したことにより、同時に窓の上に換気扇の外部フードがつくことになります。
つまり、さらに外壁を汚す原因となる余分な部材が家の正面に出来てしまうというわけです。
それゆえ、家のプランを見る時は、単純に間取図だけを見て、あーだ、こーだ、を考えるべきではありません。

また、換気扇が必要となる場所は、洗面脱衣やお風呂、そして収納やキッチンなどがありますが、これらの配置にも配慮しなければ、家の正面に換気扇の外部フードが並ぶことになり、結果、外壁を汚すスピードが加速してしまいます。

✔︎部屋の配置にも気を付ける

さらに、部屋の配置にも気を付けないといけません。
というのも、部屋にはエアコンを設置するし、そうなれば部屋の外側にはエアコンの配管が出来るし、室外機も置くことになるからです。
もし、それらが家の正面に出てくることになれば・・・
それだけで家の景観は台無しになってしまうし、さらに、それらは汚れの原因にもなるため、余計に外壁が汚くなってしまいます。

✔︎間取りを自分で勝手に決めない!

家の外観を美しくするために一番大切なことは、“間取りを自分で勝手に決めない”ことです。

例えば、あなたが家を建てる土地が、北向きの土地だったとしましょう。
この場合、一般的に家の玄関は北側になりますが、それと同時に水回りまでも北に配置してしまった場合、一体どのようなことになるでしょうか?
玄関と同じ面にたくさんの窓が出来、かつ換気扇のフードがたくさん出来てしまうことになります。
結果、家の景観が乱れるだけじゃなく、外壁も非常に汚れやすくなってしまいます。

また、それに加えて、エコキュートやエアコンの室外機まで家の正面にあるとしたらどうでしょうか?
その外観にゾッとしてしまいますよね・・・
それゆえ、道路の方向や土地の環境を配慮しながら間取りを考えなければいけないんですよね。

どんな家にしたいかという要望だけじゃなく、間取りは、その土地の環境に合わせて出来上がるものです。
その土地で美しい家をつくりかつその状態を長く維持することも、
その土地で安定的に光を採ることも、
その土地で使いやすい動線をつくることも、
その土地でプライバシーが担保された住まいにすることも、
すべてその土地の環境に合わせて設計するからこそ実現出来ることばかりです。

ですから、必ずたくさん家は見るべきですが、それによって、あなただけで勝手に理想の間取りを頭の中につくり上げないようにしてください。
それは、結果的にあなた自身の選択肢を縮め、最終的に暮らしにくく、美しくない家をつくりあげてしまう最大の原因となってしまいますからね。

それでは、、、

4.洗濯と片付けがしやすい家

ストレスを感じることなく自宅で快適に過ごしていただくためには、家事にかかる負担が軽減出来ていることも、大切な条件の1つではないでしょうか?

というのも、共働きが当たり前となった現在、仕事・家事・育児の全てをこなさなければいけない奥さんが、なかなかゆっくり過ごすことが出来ないからです。それゆえ、家づくりをする時には、家事への負担を合理的に軽減出来る、間取りづくりをしなればいけません。

おはようございます。
SIMPLE NOTE半田スタジオ サカキバラです。

例えば、毎日しなければいけない洗濯では、いかに『干しに行く手間』と『取り込み片付ける手間』の両方をカット出来るかが負担軽減のカギとなるわけですが、実際これを実現出来ているお家は、一体どれくらいあるのでしょうか?
もし、洗濯物を2階に干しに行くのであれば、その動線は決して短いとは言えません。
1階の北に位置する脱衣室から、2階の南に位置するベランダまでの、最も長い距離を毎日持ち運びすることになるからです。
歳をとって足腰を痛めると、この動線距離と階段はかなり辛いものとなるかもしれませんしね。
また、2階への持ち運びが面倒だからと、キッチンや脱衣室に勝手口をつくり、隣との間に洗濯テラスをしつらえ、そこに干している方もありますが、これは、移動距離こそ短くなったものの、逆に取り込む作業に手間がかかることになります。 2階のベランダであれば、そのままベランダに直結している部屋に洗濯物を取り込むことが出来るのに対し、この動線では、勝手口を通じて外と中を何度も出入りしないといけなくなってしまいますからね。

さらに、ベランダにせよ、洗濯テラスにせよ、隣近所からその姿が丸見えになってしまうため、ノーメイクやパジャマの状態では、その作業をやりづらいというデメリットもあるし、昼間、干しっぱなしになっている洗濯物が風でどこかに飛ばされてしまうことだって充分あり得ます。

衣類の片付けに関しても、よく考えて収納をつくらないと、これもまた、洗濯作業の無駄な負担を増やす原因となってしまうし、それだけじゃなく、少し油断するとすぐ散らかるいつも片付かない生活感満載の家をつくりあげてしまう大きな原因にもなってしまいます。

それゆえ、洗濯という家事1つをとっても、一連の作業全体のことを考えた上で、間取りを考える必要があるんですよね。

✔︎片付きやすいかどうかも間取り次第


掃除や片付けなどの負担を減らすことも、快適な住まいにするためには、漏らしてはいけない大切な要素ですが、これを考えるにあたって最もやってはいけないコトが、手当たり次第に収納をたくさんつくることです。

収納をたくさんつくってしまうと、床面積が大きくなり、結果、家のコストが跳ね上がってしまうからです。それゆえ、片付けの負担を減らすためには、合理的に間取りを考える必要があります。

例えば、いつも過ごすリビングで使うものは、細々としたものばかりだと思いますが、これらが管理しやすい収納とは、一体どのような収納でしょうか?
決して、奥行きが深い収納ではないと思いませんか?
手前にモノを置くと、奥のモノが分からなくなってしまい、そうなれば無駄な出費の連鎖を生むし、奥のモノを取り出す時、いちいち手前のモノを出さないといけないですからね。

また、あちこちに分散してつくられた収納でもないと思いませんか?
みんながそれぞれ適当に片付けようものなら、いつの間にかどこに何があるか分からなくなってしまいますからね。

例えば、リビングに散らかるもののほとんどは、子どもたちのものなのですが、収納を増やすことなくこれを解決するためには、一体どうすればいいでしょうか?
その答えは、住み始めたすぐから子ども部屋を使いやすくすることだと思いませんか?
では、子ども部屋を2階につくることは、果たして使いやすい間取りだと言えるでしょうか?
掃除に関しては、片付けやすく散らかりにくい家をつくることが出来れば、とってもスムーズにすることが出来ますよね。それに加えて、ホコリが溜まる場所を減らせば、さらに掃除の手間をカット出来るので、使う必要がない無駄な材料はどんどん省いていけば、コストを省きながら、掃除の手間まで省けるというわけですね。

いかがですか?
快適性の定義を、家の中の温熱環境だけだと思い込んでしまっている方もいらっしゃいますが、より高い快適性を実現するためには、それだけじゃなく、前回お伝えさせていただいた光と開放感とプライバシーの確保を同時に実現すること、そして今回お伝えさせていただいた日々の負担をいかに減らすことが出来るかが、非常に大切な要素となります。

ですから、これらもしっかりと意識しながら、本当に暮らしやすい快適な家をつくっていただければと思います。
そして、そのカギを握っているのは、“間取り”であることを忘れないでくださいね。

それでは、、、

3.快適性を損なう最大の原因

 “快適な家にしたい・・”という願いは、家づくりをする全ての方がお持ちだと思います。そして、その“快適なお家”を満たす条件として、
“光と開放感が感じられること” 
“プライバシーがしっかり確保されていること” 
“毎日のことである家事の負担が軽減されること” 
“暑さ寒さに苦しむことなく過ごせること”
といったことがありますが、実際の生活において快適さを満喫していただくためには、これら全てを満たす家づくりをしなければいけません。

おはようございます。
SIMPLE NOTE半田スタジオ サカキバラです。

例えば、光と開放感が感じられる家にするためには、大半の時間を過ごすリビングダイニングキッチンの窓に、カーテンをつけなくていい工夫をしなければいけません。カーテンありきで窓を考えてしまうと、空間全体に満遍なく光が届かなくなってしまい、奥の方にレイアウトされるキッチンはもちろん、リビングでさえもずっと電気をつけておかないといけなくなるからです。

また、カーテンによって外の景色が見えなくなってしまい開放感までも殺してしまうからです。しかし、実際に建っているお家の多くには、当たり前のようにカーテンがつけられ、かつ、いつも閉じられています・・・


✔︎南にリビングを配置するという当たり前

その一番の理由は、“南にリビングを配置すること”が、家づくりの基本になっていることです。

南には大きな窓をつくるという当たり前

そして同時に、南につくった“リビングの南面に大きな窓をつくること”が、家づくりの基本となっていますが、この2つが前提となってしまうと、必然的に日当たりが良い土地を買わざるを得なくなってしまいます。

✔︎日当たりが良い土地が一番良い土地であるという当たり前

つまり、南向きの土地か、あるいは南側に何も建っておらず、かつ今後も建つ予定もない土地か、あるいは、南に充分な距離を開けることが出来る大きな土地のいずれかを買わざる得なくなってしまう、というわけです。そして、多くの方がこぞって、南向きの土地を買おうとするのですが、これらを前提として家づくりをした結果、家の中が暗くなってしまいます。また、開放感のないに家になってしまいます。

難しい明るさとプライバシーの共存

南向きの土地は、一見光に満ちた明るくて開放的な家が出来上がると思ってしまいますが、現実は、案外そうでもありません。外から中が丸見えになってしまい、カーテンが開けられないからですね。

では、この前提で建てたお家で、カーテンなしで過ごすことが出来る方は、果たしてどれくらい いるでしょうか?

ですよね・・・
おそらく、というより間違いなくゼロではないでしょうか?プライバシーを丸出しにした状態で毎日過ごせないですもんね・・・そんな居心地の悪そうな家で暮らしたくないですもんね・・・

プライバシーの確保が明るさと開放感につながる

それゆえ、光と開放感に満ちたお家で住むためには、南にリビングを配置すること、リビングの南に大きな窓をつくること、南向きの土地を買うこと、これら3つの前提条件を見直す必要があります。
これらを外すことが出来れば、必然的に土地にかかる予算がカット出来るし、土地の日当たりにこだわらなくて良くなれば、土地の選択肢も増えることにもなりますしね。

とはいえ、光と開放感に満ちたお家を実現するためには、外からの視線が完全にシャットアウトされたプライバシーが確保されたリビングダイニングキッチンをつくることが最大の課題になってきます。

自然の光に満ちあふれ、外を感じることが出来、時間の経過と四季の移ろいを楽しむことが出来る、とっても居心地の良いリビングダイニングキッチンを、です。ということで、光と開放感に満ちあふれ、かつプライバシーがしっかり確保された快適な家で暮らしたいと思っているとしたら、カーテンがいらない不思議な弊社の住まいを一度ご覧いただければと思います。

それでは、、、

2.住宅ローン選びでミスをする一番の理由

35年後まで仕事が決まっているわけじゃないのに、35年後まで支払いが確定してしまうのが家づくりである、
ということをしっかりとご理解いただいた上で、家づくりの予算設定や住宅ローン選びは行うべきです。

35年もの長い間においては、何が起こるか全く予測出来ないからです。しかし、多くの方が、自分自身の予算を甘く見積もり、住宅ローンについてよく知らないまま、家づくりを進めてしまいます。

おはようございます。
SIMPLE NOTE半田スタジオ サカキバラです。

確かに、お金の話は、家や土地の話のように誰かに容易に聞きけるものではないし、聞きにくいことかもしれません。また、お金の話は、家や土地に比べて興味を持ちにくいことかもしれないし、難しそうなイメージがあり、出来れば避けて通りたいことなのかもしれません。

しかし、予算を甘く見積もり、また、住宅ローンを安易に選んでしまうと、これからの生活に悪影響を及ぼしかねないので、問答無用で、最低限の知識はつけなければいけません。

✓住宅ローン選びで一番大切なコト


当たり前のことですが、住宅ローンを選ぶ時、一番ポイントとなるのが『金利の安さ』です。
住宅ローンは、”複利”という期間が長くなればなるほど利息が雪だるま式に膨らんでいくという特徴をもっているため、出来るだけ低い金利を選択することが基本中の基本だからです。

しかし、多くの方が、その基本をまるで度外視したかのように住宅ローン選びをしてしまいます。
例えば、Aという銀行では、最初の10年間の金利が0.5%で、11年目以降の金利が0.85%だと仮定します。そして、Bという銀行では、最初から最後までずっと金利が1.0%だと仮定します。

この場合、金利以外の条件が同じだとしたら、あなたなら一体どちらの銀行を選ばれますか?もちろん、間違いなく全員がAを選ばれると思いますが、現実は、多くの方がBを選ばれています・・・

では、その理由は一体なのでしょうか?
その理由はごく簡単で、そのような住宅ローンがあることを知らないだけ、です。
知っていれば、わざわざ損することが決まっている商品を買う人なんて絶対に居ないでしょうからね。

もちろん、たとえ知っていても、別の理由があって、その銀行で住宅ローンを借りることが難しいこともあります。しかし、多くの方が、知識不足であるがゆえに、わざわざ無駄に多くの利息を支払わざるを得なくなってしまっている・・というのが、残酷ではあるものの現実です。

ということで、これから家づくりをするあなたは、知らないことで大切なお金を、何百万円も無駄にしないためにも、住宅ローン選びにも細心の注意を払っていただければと思います。

とはいえ、ただ単に金利だけを見て、住宅ローン選びをしてしまうと、それはそれで後々大変なことになってしまいかねないので、次回は、住宅ローンについてもう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。

それでは、、、

1.豊かな気持ちで暮らせる住まい

ブログ初投稿です!
半田スタジオ サカキバラです!

お家づくりはほとんどの方が人生で一度きり。
こうしとけばよかった~と後悔しないように家づくりのヒントを載せていきたいと思います!
宜しくお願いします。

今回は明るさ(採光)について。

室内を光に満ちた明るい空間にするためには、窓から光を安定的に採り込むことと、その光を家全体にまんべんなく届けるための工夫が必要となります。

そして、そのためには、まずは、カーテンを閉めなくてもいい窓をつくること、次に、窓から入ってくる光が家全体に広がるように、室内仕上げをしていかなければいけません。

では、カーテンを閉めなくてもいい窓をつくるためには、どうすればいいのかと言うと、そうしたい窓を、外から丸見えの窓にしないようにすることです。
カーテンを閉める一番の原因が「外からの視線」だからです。
(もちろん、室内からは外が見えるようにしながらです)


また、直射光が入ってき過ぎることも、カーテンを閉めてしまう原因となることから、直射光の採り込み方にも工夫する必要があります。
眩しすぎる光はテレビが見にくくなる原因にもなるし、床や家具などの痛みの原因にもなりますからね。
さらに、ガラスにも一工夫を加えると、室内がもっともっと明るく生まれ変わります。

意匠性も高く、かつカーテンを閉める必要がない透明でもなく、かつスリでもないガラスを使用することによって。

このように、以上の3つのコトに留意して窓をつくることが出来れば、無駄にたくさん窓をつくらずとも、たくさんの光が室内に入ってくるようになります。
窓の本数が減れば、窓のコストもカット出来るし、同時にカーテンにかかるコストもカット出来ますしね。

光を拡散するための工夫

次に、入ってきた光を家全体に拡散させていくんですが、そのために欠かせない1つ目の要素が、『白』を内装のベースカラーにすることです。
白は光を拡散してくれるカラーだからです。

また、光に満ちた明るい空間にするためには、天井にもしっかりと光が届くべきなので、天井と同じ高さの室内ドアを使い、かつ、天井と同じ高さの窓を使うことで、より光が縦横満遍なく拡散していくようにします。

さらに、廊下をつくらないことも大切なことです。
廊下が出来れば、そこで光が遮断されやすいですからね。
光が閉ざされた場所を明るくしようと思えば、余分に窓を設置しなくてはいけなくなり、コストアップの原因にもなってしまいますしね。

以上の点に留意すれば、暗くなりがちな天井付近や、暗くなりがちな家の北側にまでもしっかりと光が届き、一日中、家全体に安定した明るさをもたらすことが出来るようになります。

きっと、自然の光に満ちた明るい空間は、あなたに心地いい時間を与えてくれることでしょう。

また、光の動きによって時間の流れや四季の移ろいが感じられることは、あなたに心の豊かさをもたらしてくれることでしょう。

さらに、光に満ちた明るい空間は、あなたの住まいの開放感を、さらに増大させてくれることでしょう。

とうことで、いつも自然が感じられる光に満ちた家にするためにも、カーテンがなくても暮らせるような間取りづくりを意識していただければと思います。

そして、豊かな心で暮らし続けることが出来る住まいを是非つくってください!
 それでは、、、