2023年 12月 の投稿一覧

122.家づくりの3つの基本

外構工事にかかるコストは、 建てる家や土地の状況によって 大きく異なるのですが、 その相関関係をよく理解してないまま 家づくりを進めてしまうと、 終盤で家づくりの予算が 大きく狂ってしまうことになります。

結果、泣く泣く貯金を切り崩すか、 親に泣きついて援助してもらうか、 中途半端な状態で放置するか、 の選択を迫られることになります。
ゆえ、後からそんな悲惨な 状態にならないためには、 外構工事のことまで考えて、 予算、土地、家の計画を 立てていかなければいけません。

おはようございます。 SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では今回は、 外構工事の予算を大きく狂わさないために 知っておくべき3つのコトについて お伝えしていきたいと思います。
言い換えるなら、 外構工事の予算を狂わせやすい 3つの理由って感じですかね。
どれも言われてみると 「まー、確かにそうですよねー」ってことなんですが、 案外みんな気が付いてなくて この3つを原因に工事費用がかさんでしまっているので、 ぜひこの機会に知っておいてください!

✔︎土地は広くしない!

当たり前のことですが、 土地を広くすればするほど、 外溝工事は高くなります。
なので、新たに土地を買うにせよ、 田んぼや畑を造成するにせよ、 出来るだけ土地は小さくすべきです。
ですが、いざ土地を探し出すと、 更地の状態の土地は狭く感じてしまうがゆえに、 土地を広げようとしてしまいます。
また、田んぼや畑を造成する場合は、 「せっかくなので広めにしておこう!」となりやすく、 意味なくだだっ広い土地をつくってしまいがちです。
結果、工事面積が広がり、 想定以上の工事見積もりが出てきて、 後からビックリってことになるわけです。

✔︎土地に合わせて家を建てる!

土地を広げ過ぎると 外構工事面積が広がるのと同じように、 土地に余白をつくり過ぎるのも、 外構工事面積が広がる原因となります。
例えば、土地面積が60坪もあれば 充分平屋を建てることが出来るのですが、 多くの方が当たり前のように、 この広さの土地に 総二階建ての家を建てようとします。

もし、30坪の平屋を建てれば、 外構工事面積は残りの30坪だけで済むのに、 ここに上下15坪ずつの2階建てを建ててしまったら、 さらに15坪分外構工事面積が増えることになりますよね?
もっと酷いのは、 平屋を建ててもまだ余り過ぎるぐらい 広い土地であるにもかかわらず、 総二階建ての家を提案することです。
おそらく、これはそうした方が 家のコストが安くなるから そういう提案をしているのだと思いますが、 そうすることによって、 安くなった家のコスト以上に 外構工事のコストがかかってしまうとしたら、 それって全く意味がないって思いません?

✔︎家と外構は必ずセットで考える!

最後に覚えておいて いただきたいことがこれです。 例えば、弊社のお家は見た目がオシャレなので、 庭に華美な装飾を加える必要もなければ、 防犯性とプライバシー性に配慮した住まいになっているので、 目隠しや塀や植栽などをする必要もありません。

結果、最低限の外構工事だけしておけばいいので、 工事費用も最小限に抑えられます。
他方、失礼な言い方にはなりますが、 見た目がオシャレじゃないお家は、 庭に装飾を施すことによって、 それをカバーしないといけません。

また同時に、 防犯性とプライバシーが担保されていないお家は、 目隠しや塀や植栽などによって、 そのどちらも補ってあげないといけません。
となると、外構工事にかかる予算は、 最低でも2倍は違うし、 場合によっては3〜4倍のコストがかかることも 決して珍しくありません。
なので、外構工事のコストは、 建てる家によっても違ってくるということも 建てる前に覚えておいていただければと思います。

この3つを意識しながら 家づくりを進めていただければ、 家づくりの終盤に行う 外構工事の予算が大幅に狂うことは まずなくなると思います。
結果、資金計画で決めた 予算から大きく懸け離れることなく 家づくりをやり遂げることが出来、 スッキリした気持ちで後々暮らしていくことが出来ます。
なので、これから家づくりをするあなたは、 この3つの基本に従って 家づくりを進めていただければと思います。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
https://sn.d-owariya.co.jp/#contact

121.三大出費のバランス

お子さんが小学校に上がる前後のタイミングで 多くの方が家を建てられますが、 この時、向き合って考えてもらいたいことが、 今後、どんな出費がどれくらい必要になるのか ということです。
それらを把握していないまま家づくりをしたら、 確実に予算をかけ過ぎてしまい、 後から経済的に困窮するからです。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

例えば、子供たちを いい大学に行かせてやりたいと思うなら、 早ければ小学校から、遅くとも中学から それなりに投資が必要になってくるし、 高校に入るとなおのこと 投資が必要となってくるので、 それらの費用をどう捻出するかを 今のうちから考えておかないと 後からものすごく困ったことになります。 中学・高校になれば、修学旅行費もいるし、 カバンや靴、自転車代なども必要になるし、 それ以外でも洋服代やお小遣いもいりますしね。

そして、その投資のピークは 大学の時にやってくるですが、 仮に県外の大学に進むとなれば、 学費の他に家賃・生活費・電気・ガス・水道代などが 必要となってくるので、 (県内でも車を買ってやり、 その維持費を払ってやらないといけません) それこそコツコツとこの資金を 準備していっておかないと、 たとえ夫婦そろって働いたとしても とてもじゃないけど所得だけでは これらの支払いをするのは難しいでしょうし、 学資保険を利用したとしても、 充分な穴埋めは出来ないのではないでしょうか。

✔︎資産形成は長期で考える

また、家を建てるタイミングというよりも、 今すぐからやっていって欲しいのが やがて働けなくなった時のための資産形成です。
年金支給がなくなることはないにせよ、 働けなくなった後、 一体どれだけ年金がもらえるのか 未知数だからです。

また、事故や病気のせいで、 思ったよりも早いうちから 働けなくなってしまう可能性だって ゼロではないからです。
なので、少々気が早いと感じるかもしれませんが、 個人的には、今のうちから長期的にコツコツと積立し、 運用していくことが大事だと考えています。
資産運用は、長期になればなるほど 複利効果によって爆発的に お金が増えていくわけですからね。

そこで、オススメなのが、 以下の2つの制度を利用して、 お金を積み立てていくことです。
1つは「iDeCo」と呼ばれている 個人型の確定拠出年金ですね。
分かりやすく言うと、 会社に勤めている誰もが納めている 国民年金と厚生年金に上乗せして、 個人が納める年金です。
これがいい理由は、 掛け金が全額控除の対象になるからです。

つまり、年末調整で 納めた税金がいくらか返ってくるのですが、 例えば、年収が約500万円の人だと、 所得税の税率が10%、 住民税の税率も10%なので、 掛け金の20%が年末調整で返ってくる というわけですね。
言い換えるなら、 この年金を積立ていくだけで、 必然的に毎年20%ずつ お金が増えていっているというイメージです。
運用によって増えるお金とは別で。

そして、もう1つ今すぐやるべきなのが、 「つみたてNISA」という制度です。
これは、先程の「iDeCo」とは違い、 所得控除になるわけではないのですが、 投資・運用によって増えたお金に対してかかる 約20%の税金が控除される制度です。 (iDeCoも同じく税金が控除されます)
それゆえ、これにも 限度額いっぱいまで積み立てていくべき だと思っています。

そんなこんなでこの2つの制度には、 限度額いっぱいまで 掛けていって欲しいと思っています。 (IDeCoが月23,000円、 つみたてNISAが月33,000円なので、 夫婦揃って上限まで掛けるなら 毎月112,000円となります)

いかがでしたか? 教育資金、老後資金について お伝えさせていただいたのですが、 これに加えて旅行や遊びにいくための積立も 月2〜3万円程度は必要だと思うんで、 奥さんの給料には、 ほぼほぼ手をつけない方がいいんじゃないかと 思っていただけたのではないでしょうか?
なので、家づくりをする時には、 こういったまだ見ぬ費用のことまで ある程度想定した上で、 自分たちが毎月払っていくべき 返済額を導き出してもらえたらと思います。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
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120.理想の予算とその実現方法

今や共働きはごく当たり前となっていますが、 共働きであることを前提としても、 毎月のローン返済額は ご主人の手取りの30%以内で抑えるべきだ というのが個人的な考え方です。
仮に手取りが 30万円だとしたら9万円以内、 25万円だとしたら7.5万円以内、 20万円だとしたら6万円以内、 といった感じですね。
理由は、家という資産を持った以上、 資産を維持するためにはそれなりの費用がかかるため その時に備えてコツコツと貯めていかないといけないし、 子供たちの進学の費用も コツコツと貯蓄していかないといけないし、 働き続けるために自分への投資も怠ってはいけないし、 豊かな老後を過ごすために 長期積立投資もしていかないといけないから。

そして、旅をしたり遊びに行くなど 非日常を体験するためには、 まとまった資金が必要になってくるから。
つまり、こういった費用に おそらく奥さんの給料の大部分が 消えていくことになる可能性が高いから、 出来るだけご主人の収入の範囲内で 家づくりをした方がいいというわけですね。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

とはいえ、そんな想いとは裏腹に、 無情にも建築コストは大幅に上がってしまったので、 これから家を建てる人は、 これまでの常識を一掃しなければこの作戦を実現するのが難しいのではないでしょうか。 例えば、ご主人の手取りが25万円だとしたら、 あなたが設定すべき毎月のローン返済額は 7.5万円以内ということになりますが、 仮に35年返済でローンを組み、 1%の固定金利を選択したとしたら、 借り入れ出来る額は2650万円となります。
そして、これに自己資金を合わせた額が、 あなたが家づくりに掛けていい金額となります。

つまり、貯金の一部と親からの援助を 足した金額が300万円だとしたら、 合計2950万円が総予算というわけですね。
では、土地と家と庭以外に250万円かかるとしたら、 あなたは残りの2700万円で いったいどのような選択をすべきなのでしょうか。
土地がない場合、どこで買うべきなのでしょうか。
どれくらいの予算を土地に掛けるべきなのでしょうか。
そもそも土地を買わず、 実家の余った土地に建てさせてもらうべきなのでしょうか。
まずは、ここから夫婦で話し合って よく考えて決断しなければいけません。

この場合、個人的には土地を買うとしたら、 土地の予算を500万円以内に抑えるべきだと思います。
そして、庭に50万円、家に2150万円 という予算設定をします。
理由は、子育て世代の家族が 不便なく暮らしていくための家を建てようと思えば、 家にはこれくらいの予算が必要だからです。
とはいえ、この予算で建てられるお家は、 周りの人に比べて大きなお家ではありません。 むしろ面積だけを聞くと「えっ?」と驚く広さでしょう。
周りの人よりも部屋数も少なくなるでしょうし、 一つ一つの部屋も少しずつコンパクトになるでしょう。

ゆえ、あなたが家に多くを望むのだとしたら、 土地は買わず実家に余っている土地に建てる という選択肢をオススメします。
そうすれば、土地を買うよりも 土地に掛ける予算を抑えることが出来、 もっと家の予算を増やすことが出来ますからね。

✔︎最悪の選択肢とその理由

家づくりをする上で 最も取って欲しくない行動は、 予算の枠を大幅に超えてしまうような 土地を買おうとしたり、家を建てようとすることです。

もちろん、共働きであれば 土地と家の予算を両方増やしたとしても、 ローンも組めるし、 たちどころに返済が苦しくなるわけでもないと思います。
しかし、その上がった予算を 奥さんの収入から補填するとなれば、 必然的に先程申し上げた費用のどれかを 削らなければいけなくなります。
500万円予算が上がったら毎月1.5万円分、 1000万円予算が上がったとしたら毎月3万円分、 何かを削らないといけないというわけですね。
仮に「つみたてNISA」を利用した 長期積立投資の掛け金を削ることになったとしたら 35年後には2000万円〜3000万円ぐらい 持っているお金に違いが生じているかもしれません。

なので、先行きが不透明な これからの時代に備えていくためにも、 まずは家づくりの予算を ご主人の収入だけでやっていけるくらいに設定すること、 そしてその予算の中で、どんな家づくりが出来るかを 自らの選択肢と照らし合わせて、 これまでの常識や周りの意見に振り回されることなく 冷静にじっくりと考えてみていただければと思います。

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
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