154.家を建てるタイミングで生命保険を見直すべき理由

家を建てるにあたり銀行からお金を借りるとしたら 団体信用生命保険という 掛け捨ての定期保険に加入することになるため、 現在入っている生命保険を必ず見直すべきだと思います。
また、生命保険の仲間には 医療保険や学資保険などがありますが、 これらも家を建てると同時に見直すことをオススメしています。
そもそも学資保険は、 以前のように掛け金以上にお金が増えることも なくなってしまいましたしね。 今の日本の金利水準を見る限り、 当たり前と言えば当たり前のことなんですけどね。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では、その理由について もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
まずは生命保険からです。

✔︎保険はお金が増えるのか?

生命保険には、 「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つがあり、 後者2つは死亡保障と同時に貯蓄機能を備えているのですが、 もしもの時の保障に備えつつ、 ほぼノーリスクでお金が増えるという魅力に惹きつけられ、 銀行にお金を預けるぐらいならこっちの方がいいなと思い、 加入している人も決して少なくないのではないでしょうか?
確かにこれらの保険は 中長期的に保険料を払い続けていくことによって それなりにお金は増えるので、 銀行に預金するよりは良いとは思うのですが、 正味の話をすると、 自分自身で積立投資を長期的にしていった方が、 比べものにならないぐらいお金が増えていくので 確実に保険よりも積立投資を優先すべきだと思います。
とはいえ、積立投資の商品には 保険のように死亡保障がついていないし リスクもゼロではないので、 それも考慮したら保険の方がいいじゃないの? と思ってしまいますよね・・

✔︎死亡保障はそこまで必要ない?

しかし、実際のところ、 そこまで死亡保障を手厚くする必要はありません。
債務者にもしものことが起こった時、 ローンが全額返済される掛け捨ての保険に 住宅ローンを申し込むと同時に加入するからです。

仮にご主人が単独名義でローンを借りた数年後、 不幸にも亡くなってしまったとしましょう。
この場合、あなたのご主人の給料は 全くなくなってしまいますが、 逆に必要じゃなくなる費用もたくさん出来ます。 まずは住宅ローンの返済です。

そして、ご主人に掛けていた保険も全ていらなくなるし、 車の維持費もいらなくなります。
また、携帯代や食費、雑費、交際費、 小遣いといった費用も全ていらなくなります。
さらに、これに加えて、 遺族には国から年金が支給されることになります。 となると、おそらくトントンか あるいは、今より家計に少しゆとりが生まれるかもしれません。
あるいは、あなたがガッツリ仕事をしているとしたら、 けっこうゆとりが生まれるのではないでしょうか。
さらに、お子さんが成長し大学に行きたいとなった時も、 最悪、その家を売却し実家に帰り親御さんと一緒に暮らせば、 その資金の多くを捻出してやれるでしょう。

そんなわけで、家を建てた瞬間に全ての保険を見直し、 なんならその多くを解約してもいいと思っている次第です。
あるいはもし入るとしたら、 子供たちが大学を卒業するまでの間、掛け捨ての定期保険に ちょっとだけ入っているぐらいでいいのではないでしょうか。
もはや子供たちが仕事をやり始めた時点で、 もしもの時に備える必要なんてありませんからね。

✔︎医療保険が最小限でいい理由

医療保険に関しても、 国民健康保険が充実している 日本ではほぼ入る必要がないと思います。
治療費がわずか3割しかからないからです。
また、日本では国民健康保険さえきちんと払っていれば、 高額療養費制度が適用されるため、 大きな病気をしたとしても それほど大きな治療費を請求されることがありません。

そのほとんどを国が負担してくれるからです。
そんなわけで基本的には医療保険にも入る必要がないし、 仮に入るとしても高額療養費でまかなえないものにだけ 入るぐらいでいいと思っている次第です。
以上を踏まえて、家を建てる機会に 今入っている生命保険をしっかりと見直し、 浮いた資金を積立投資に回すという マインドに切り替えていただければと思います。
では次回は、家づくりでとっても大切な 住宅ローンについてお伝えしていきたいと思います。

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