86.電気料金の今後と家づくりと

東日本大震災をきっかけに 原発が停止となったことで さらに火力発電比率が高まり、 発電に必要なLNG(液化天然ガス)や 石炭などの燃料費が増大しました。
また、それと同時に、 太陽光発電を代表とする 再生可能エネルギーの普及が進み、 再エネ賦課金が導入されたことで、 電気料金が上昇しました。
そして今後、 脱炭素の流れが進むことで、 さらに再生可能エネルギー比率が 高まることが予想されることから、 電気料金は引き続き値上がりの一途をたどる と言われています。
その上昇率たるや年間3%ずつだとか・・

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

つまり、この上昇率を維持したままだと、 電気料金は、24年後には ざっと現在の2倍になるということです。
仮に現在の電気代が約10,000円だとしたら、 24年後は、同じ条件で電気を使った場合、 電気代が約20,000円になるということですね。
以下、計算結果です↓
10,000円×1.03=10,300円(1年後)
10,300円×1.03=10,609円(2年後)
10,609円×1.03=10,927円(3年後)
10,927円×1.03=11,255円(4年後)
11,255円×1.03=11,593円(5年後)
11,593円×1.03=11,940円(6年後)
11,940円×1.03=12,299円(7年後)
12,299円×1.03=12,668円(8年後)
12,668円×1.03=13,048円(9年後)
13,048円×1.03=13,439円(10年後)
〜途中(11年後〜20年後)省略〜
18,061円×1.03=18,603円(21年後)
18,603円×1.03=19,161円(22年後)
19,161円×1.03=19,736円(23年後)
19,736円×1.03=20,328円(24年後)
もし、ホントにこうなるんだとしたら、 この積み重ねは将来の暮らしを かなり圧迫しかねないので、 家づくりをする時には、 そうなる将来に対して 何らかの対策をしなくてはいけません。

✔︎太陽光発電の賛否両論

高騰する電気料金への対策として、 もっとも争点となるのが、 太陽光発電を設置するか否か ということです。
ネガティブな意見にフォーカスすると、 買取金額が下がって 元が取れないからダメだとか、 パワコンが途中で壊れて その交換代がいるからダメだとか、 産業廃棄物だから廃棄処分に 莫大な費用がかかるからダメだとか、 言われていますからね。

また、四季があり雨も多い日本は、 そもそも太陽光発電に適した国じゃない という意見もあるし、 発電しない夜の電気料金を賄うには、 蓄電池が必要なのですが、 それも、まだまだ費用が高く、 かつスペックも発展途上状態なので、 そういったことも 設置に後ろ向きになってしまう 確固たる意見であることも事実です。

✔︎で、どっちがいいの???

というわけで、ここからは 僕の意見をお伝えしていきたいと思います。
僕自身は、建てる方にも 太陽光発電の設置をオススメしているし、 実際、自分の家にも設置しています。
人に薦めるからには、 まず自分で試すことが大切ですからね。

これは太陽光発電だけに限らず、 iDeCoやつみたてNISAに関してもですけどね。
太陽光発電設置に賛成である理由は、 メチャクチャ単純で、 冒頭でお伝えさせていただいた通り、 確実に電気料金が上がっていくからです。

つまり、太陽光発電設置に投資した費用を 買取金額の収入で回収していくという考えじゃなく、 高騰していく電気を買わないようにするために 太陽光発電の設置をオススメしている というわけですね。
蓄電池に関しては、 僕も設置していないので、 現在はまだなんとも言えませんが、 遅かれ早かれ将来的には設置すると思います。
太陽光発電は夜100%発電しないので、 蓄電池が必要なのは明らかですからね。

昼も夜も、 自給自足で暮らしていければ 生涯ずっとランニングコストとなる 電気料金に一喜一憂する必要もなくなるし、 地震や災害などで停電になった時も、 あたふたする必要もなくなるというわけですね。

ということで、 近年、多発している自然災害や 今後の電気料金の高騰に備えるため、 そして大地震が起こった時の ライフライン停止による 混乱に備えるためにも、 ぜひ前向きに太陽光発電の設置を 検討いただければと思います。

現在は初期費用なしで設置出来るので、 廃棄問題や気候的な問題に対する賛否両論、 様々な意見はあるとは思いますが、 個人的には設置しておいた方がいいと思っているので 一つの意見として参考にしてもらえたらと思います。

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