53.家に欠かせないお金の話

誰しもにとって 「家」は憧れの存在だと思いますが、 いざ購入に踏み切ろうとしたら、 漠然とした不安が押し寄せてくるのもまた、 共通したことではないでしょうか?
それゆえ、家づくりを 心から楽しめるようになるためにも、 まずこの漠然とした不安を 払拭しなければいけません。

おはようございます。
SIMPL NOTE半田スタジオ サイトウです。

では、今回からは 家づくりに関連するお金のことについて お伝えしていきたいと思います。
とっても大事なお話です。

✔︎将来のことまで考えていますか?

家づくりで最も大切なことが、 今の状況だけじゃなく 将来のことまで考えた上で、 買わないといけない、ということです。
そうしておかないと、 家づくりにお金を掛け過ぎてしまい、 子供たちの教育や自分たちの老後に備えていく 余力がなくなってしまうからです。
なので、これに関しての 個人的な意見をお伝えさせていただこうと思います。

気の早い話ではありますが、 まずは老後資金についてからです。 豊かな老後を過ごすためには、 毎月35万円ほど必要と言われており、 今のうちから考えて計画していかないと その確保が難しいかもしれないので、 勉強がてらお付き合いいただければと思います。

✔︎内容を知りプランを立てること

年金には国民年金と厚生年金から成る公的年金と、 厚生年金基金や確定拠出年金といった私的年金の 2つの種類が存在するのですが、 あなたが払っている年金が国民年金だけなのか、 それとも厚生年金も上乗せして払っているのか、 あるいは、さらに上積みして私的年金も払っているのか によって将来受取れる金額は違ってきます。

また、公的年金は60歳から75歳までの間で、 いつからもらうのかを選ぶことが出来るのですが、 どのタイミングで受け取るかによっても、 支給される金額が大きく違ってきます。
65歳から国民年金を受け取る場合、 年間で約79万円ですが、 (20歳〜60歳までちゃんと払った場合です) これを60歳から受け取るとしたら、 支給額が24%減ってしまうし、 逆に70歳から受け取るようにしたら、 支給額が42%増えるといった感じですね。 (75歳まで遅らせればさらに42%増えます)

そして、これらを踏まえた上で、 どのように働いていくのか、 どのように受け取るようにするのかを、 考えていかないといけません。

もちろん、これからは 奥さんもガッツリ働き、共働きで稼ぎ、 家事も育児も協力するという スタイルが一番オススメです。
理由は、奥さんも厚生年金に加入出来れば、 年金の支給額が増えるからです。 かつ、夫婦そろって私的年金にも 加入した方がいいのですが、 その時に個人的にオススメなのが iDeCoという個人型確定拠出年金です。
掛け金が全額所得控除の対象となるため、 年末調整でお金が返ってくるからです。
今の時代、銀行にお金を預けていても 全くお金が増えませんからね。 仮に毎月2万円を銀行に預けていった場合、 年間貯蓄額の24万円につく利息は、 わずか2円足らずですが、 これをiDeCoに預けていった場合、 返ってくる税金は所得税と住民税を合わせると、 年収にもよりますが、 一人当たり3.6万円ずつって感じでしょうか。

そんなこんなで、 こっちにお金を預けていった方が得というわけです。 (ちなみにiDeCoは60歳までお金が引き出せません)
そして、出来るだけ長く働くようにし、 出来れば公的年金の受け取りは 75歳から始めることをオススメします。
国民年金の支給額が84%も増えるからです。

つまり国民年金の支給額が、 約79万円×1.84倍×2人分=約290万円となり、 これに上乗せして支給される厚生年金まであれば、 それだけでやっていけそうだということですね。
今のうちからiDeCoを掛けておけば、 その分の上乗せ分だってありますしね。

これが僕のオススメプランなんでですが いかがでしたか? 長く働くと考えると、 なんだかゾッとしますが、 人生100年時代と言われている今、 ぶっちゃけそんなに早くリタイアしても 暇を持て余すだけだと思います。

なので、出来るだけ長く働くことで、 小額ながらも稼いでいくことが とっても大事なことだと思います。
とはいえ、いつまでも健康で働けるかどうかが わからないので、iDeCo に加入することも大事だし、 もっと言うならば、出来ればお金が増える方法で 貯蓄していくことが大事なんですけどね。

では次回は、 子供たちの教育資金についてお伝えしつつ、 どのように家づくりの計画を立てればいいのか? を考えていきたいと思います。

次回もお楽しみにー

内容が気になった方や具体的にお話しを聞きたい方は下記よりお問合せできます。
SIMPLE NOTE シンプルノート 半田スタジオ|デザインセンターオワリヤ (d-owariya.co.jp

SNSでもご購読できます。