26.平屋の魅力 その4

洗濯にかかる時間や手間、そして煩わしさを減らすためには、
干す → 取り込む → 片付ける
という一連の動作に伴う移動距離を出来るだけ減らさなければいけません。

しかし、2階建てで家を建ててしまうと、その距離は減るどころか、逆に長くなってしまい、時間や手間をくってしまいます。
1階の北につくる脱衣室から2階の南につくるベランダまでという、最も長い距離を移動することになるからです。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

また、洗濯物の分量が増えるにつれ、その回数も増えるため煩わしさが増すし、なにより、上下階の往復が、将来、大きな体の負担になってしまいます。
それゆえ、洗濯にかかる時間や手間、そして煩わしさを減らすための工夫が必要です。

✔ワンフロアで全てを完結させる

干す → 取り込む → 片付ける の一連の動作を減らすためには、この作業全てをワンフロアで済ますことが一番の解決ではないでしょうか?

つまり『平屋』がベストだ、ということですね。

ただし、干している洗濯物が周囲から丸見えになってしまうとか、干す時や取り込む時に、いちいち回り込まなくてはいけないでは、決して良いとは言えません。
洗濯物が周囲から丸見えになれば、せっかくキレイにつくったお家に生活感が漂うことになるし、景観を乱してしまう一番の要因となるからです。

また、丸見えの場所に干すということは、人目につく場所で干すということなので、見た目にも気を使いながらこの作業をせざるを得なくなってしまうし、オープンな場所で干すがゆえに、洗濯物が飛ばされてしまう可能性も高くなるからです。

なにより、洗濯物を見れば、家族構成や職業などが分かってしまうので、防犯的にも良いとは言えませんしね。

回り込むことによって移動距離が長くなってしまうのも、結局は時間と手間を食うことになるし、それが毎日となれば、なおのこと煩わしく感じてしまいますしね。

✔秘訣は洗濯干場をどこにつくるか?

洗濯作業の時間と手間、そして煩わしさを軽減する一番の秘訣は、『平屋』にすることなのですが、その際に考えなければいけないことが、“干場をどこにどのようにつくるのか?”ということです。
丸見えにならないようにしつつ、干すのも取り込むのも短い動線で実現し、かつ片付ける場所となる収納までの距離も近くする、これが、ストレスフリーで洗濯をするためには、欠かせない要素となります。

しかし、これが実現出来れば、干すために移動する距離もわずか数歩、取り込むために移動する距離もわずか数歩、かつ、片付けるために移動する距離もわずか数歩、で洗濯をすることが出来るようになります。

また、人目につかない場所で干すことが出来れば、時間や見た目を気にする必要もないし、物が飛ばされる心配もありません。なにより、生活感も出ないし、美しい景観を乱すこともないし、家族構成も分からないため、防犯的にも優れた住まいが出来上がります。

ということで、家づくりをする時には、こういった点にも配慮しながら、間取りを考えるようにしていただければと思います。

では、次回もまた、平屋の魅力について違った視点からお伝えしていきたいと思います。

それでは、、、

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