13.家の予算の基本的な考え方

家づくりの予算は、自己資金が多いか少ないかによって、大きな差が生まれます。

例えば、
家づくりの総予算が3500万円だとしたら、自己資金が1000万円あれば、銀行からの借入れは2500万円で済むため、これを35年返済で試算してみると、毎月の返済は約70,000円となるのですが、自己資金が100万円だとしたら、銀行から3400万円借入れせざるを得なくなり、毎月の返済は約100,000円となってしまいます。
それゆえ、自己資金100万円のあなたが、無理なく支払っていくことが出来る金額が、毎月70,000円だとしたら、あなたは900万円予算を圧縮する必要があります。

おはようございます。
SIMPLE NOTE 半田スタジオ サカキバラです。

しかし、900万円もの予算を、家だけで圧縮しようとしても100%不可能です。
2000万円であれば1100万円にしないといけないし、1800万円であれば900万円にしないといけないわけですからね。

とてもじゃないけど家なんて建てられません・・・

この場合、家だけで予算を圧縮することを考えるのではなく、家はもちろん、土地や外構工事の予算も同時に見直す必要があります。
家で予算を400万円圧縮、土地で予算を400万円圧縮、庭で予算を100万円圧縮という感じですね。

具体的に3500万円の総予算が、土地代として1000万円、家代として2100万円、庭代として200万円、諸経費として200万円、だとしたら、↓
土地代を600万円、家代を1700万円、庭代を100万円、諸経費を200万円、といった感じに、それぞれの予算を圧縮していかなくてはいけません。

となると、必然的に土地を探す地域を変えざるを得なくなるかもしれないし、あるいは地域変更が無理なら、土地面積を小さくするか、あるいは、形や日当たりが悪そうな、いわゆる条件の悪い土地を探さざるを得ません。

また、家に関しても、使う材料や設備のコストを抑えると同時に、面積を小さくすることによって、コストを抑えざるを得なくなります。外構に関しても、余分な装飾工事を施さなくていい家にする、また、土地に無駄な余白をつくらないようするなどの工夫が必要となってきます。

とはいえ、、、

✔︎そもそも予算を圧縮して、いい家が建つのか?

と多くの方がお感じになるでしょうし、その不安から家づくりを諦めてしまうかもしれません。
あるいは、そんな予算じゃ無理だからと、無理な予算で家づくりをしてしまうかもしれません。

確かに、土地の予算が少なくなれば、みんなが買っているような新規分譲地に手出しすることは出来なくなるかもしれません。
みんなが買っているような日当たりが良い土地や、形がきれいな土地ではなく、その真逆の条件が悪い土地にせざるを得ないかもしれません。
しかし、家の明るさや開放感は、実は、土地の日当たりの良し悪しに左右されるものではありません。
また、住み心地の良さや使い勝手の良さも、土地の形に左右されるものでもありません。

現に弊社のお客様は、土地予算を数百万円も圧縮しながら、家づくりをされている方がほとんどです。そして、土地の条件の悪さを要因として、明るさや開放感が失われてしまった家は一軒もありません。

家に関しても予算を縮める最良の方法は、家の面積を縮めることですが、面積を縮めたからといって、収納不足に陥るわけでもなければ、使い勝手が悪くなるわけでもなく、事実、弊社のお家は非常に居住性に優れています。
また、明るさ、開放感、居住性の向上だけじゃなく、同時に、プライバシーや防犯性にも優れた住まいになっているし、それが結果的に、庭の工事費用を抑える大きな要因にもなっています。

デザイン性の向上という成果によって、です。
きっと、あなたの家づくりの視野が一気に広がるはずです!

それでは、、、

SNSでもご購読できます。