新しく造られた分譲地の利点は、
・基本的に土地の形が整っていること
・道路幅がゆったりしていること
・水道が整っていること
・排水も整っていること
・隣地との境界が明確なこと
・親子ともに同世代の人たちがご近所さんになること
ですが、それゆえ基本的に 価格が高めに設定されています。
他方、新しく造られた分譲地じゃない場合、 それらの利点の幾つかが欠けていることもあって、 新規分譲地に比べると価格が安いことが多いのですが、 予算的な都合であなたがこっちの土地を 選ばないといけないとしたら、 現地での土地の見方を知っておく必要があります。
おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。
では今回は、 こういった土地を選ぶ時に 現地で確認しておくことについて お伝えしていきたいと思います。
・土地の日当たりの良し悪し
・土地の形の良し悪し
・浸水しそうな場所かどうか
・近隣の雰囲気や環境
・道路の広さや車の止めやすさ
・学校や職場へのアクセス
などは、みんなチェックすると思うので、 それらは割愛して コストに直結する部分に絞って お伝えしていきたいと思います。
✔︎境界がどうなっているか?
まず1つ目が「境界」の状況です。 隣地との間に境界がない場合、 境界をつくらないといけないため、 その費用が土地代と別に掛かるからです。
また、境界があったとしても、 塀が古く傾いている場合や 壊れてしまっている場合は、 一旦それらを壊してつくり替えないといけません。
それゆえ、土地を見に行った時に、 境界がどんな状況なのかまで チェックしておく必要があります。 そして、不動産屋さんに これらを売主負担でやってくれるのか、 あるいは自己負担でやらなければいけないのかを 確認しなければいけません。
そもそも境界が明確じゃない場合、 境界を明確にするための境界確定を 売主負担でやってくれるかどうかも、 買う意思表示をする前に 確認しておかないといけないですしね。
✔︎水道があるかどうか?
次に見ておくことが、 水道が敷地内に入っているかどうかです。
過去に入っていた場合は、 水道メーターボックスがあるか、 ここに引き込まれていますよという目印が 現地にあるかもしれないのですが、 これも見落とさず不動産屋さんに確認すべきです。
もし入っていなければ、 前の道から引き込まないといけないし、 そうなれば、けっこうな工事代が 別で掛かることになります。
あるいは、敷地内に引き込まれていても 現在の基準を満たしていない場合は、 基準を満たした太さに新たに引き込み直さないといけなく、 この場合も同じだけの費用が掛かります。
なので、これも現地にて チェックすることを忘れないでください。
ちなみに、これは確実に 自己負担でやらないといけない工事です。
✔︎道路に側溝があるかどうか?
そして、水道ついでに見ておくべきことが、 道路の端に蓋がされた溝があるかどうかです。
つまり、排水先があるかどうかですね。
自分が検討している土地に沿って 溝があるなら問題ないのですが、 仮に自分側ではなく道路の反対側にある場合は、 そっちに排水を接続しないといけないので、 その分水道工事が余分にかかるし、 もし、排水先が見当たらないとなれば、 そもそも建築することが出来ません。
なので、これも水道とともに しっかり現地でチェックし、 排水先がある場合、 排水のために別で費用が掛からないかまで 不動産屋さんに確認するようにしてくださいね。
多くの地域で、溝を管理している 水利組合という組織があり、 そこに支払う費用が必要だったりしますからね。
✔︎見えない費用に注意が必要!
ここまで、境界・水道・排水の 3つについてお伝えしてきたのですが、 分譲地とそうじゃない土地の一番大きな違いは、 この3つが整っていることが当たり前か否かです。
そして、これらが整っていない場合、 たとえ土地価格が安かったとしても、 場合によってはこれらの工事代によって 土地にかかる総額が新規分譲地より高くなる 可能性だって十分あり得ます。
それゆえ、この3つを確認し、 これらの工事がもし別途で必要そうなのであれば、 これらの費用を算出した上で、 土地の価格が妥当なのかどうなのかを 見極める必要があります。
かつ、これらを踏まえた上で、 土地の価格交渉を行う必要があります。
ということで、 見える価格だけじゃなく 見えない費用まで知った上で、 価格も含めた土地の良し悪しを 判断していただければと思います。
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