77.変動金利の心得

住宅ローンには 変動金利と固定金利があるのですが、 変動金利は返済の途中で 金利が変わってしまう反面、 固定金利に比べて金利が安い という特徴を持っています。
しかし、現在は 選ぶ住宅ローン商品によっては、 変動金利と固定金利の金利差が それほどない状態となっています。
それゆえ、弊社では基本的に固定金利を オススメさせていただいているのですが、 それでも、少しでも金利が安い方がいい という方もいらっしゃると思うので、

今回は、変動金利のことについて、 少し詳しく掘り下げてお伝えしたいと思います。
決して変動金利がダメだ という話じゃないので、 とある地方銀行の10年固定という 変動金利を選んでいる僕の話も交えつつ、 お伝え出来ればと思います。

おはようございます。
SIMPLENOTE半田スタジオサイトウです。

では早速お伝えしていきますね。 今回お伝えしたいことは3つです。
ではまず1つ目から。

✔︎借り換えか交渉が必要だということ!

変動金利の場合、 期間満了時に金利が変わります。 そしてその時は確実に金利が上がるので、 他行に借り換えをするか、 あるいは金利の交渉をする必要があります。
では、借り換えをする場合と 交渉をする場合と両方について 簡単にお伝えさせていただきます。
借り換えの場合↓ 他行に借り換えをしようとしたら、 いろいろと費用がかかります。

まず、今借りている銀行の 抵当権を抹消する費用、 そして、新たに借りる銀行で、 抵当権を設定してもらう費用、 新たに借りる銀行に支払う手数料などです。

となると、それらの費用を手持ち金の中から出すか、 あるいは、それらの費用もローンに組み込むか、 いずれかの選択を強いられます。
また、借り換えをする度に、 銀行をあちこち行ったり来たり しないといけないので、 なかなか手間と時間を食うことになります。

交渉をする場合↓
借り換えをするのが面倒臭い僕は、 これまで12年の間で2回銀行に行って、 「金利安くしてくださいよー」 とお話しをしました。
そして、その甲斐あって、 2回とも快く金利を 下げてくださったんですが、 僕がローンを借りている銀行では、 その都度50,000円(税別)の手数料がかかります。

つまり、2年前に金利を下げてもらった時は、 54,000円の手数料がかかったんですが、 金利を下げてもらうことによって、 毎月減った返済額が3,000円だったので、 それを取り戻すのに18か月もかかりました。

とはいえ、ローンの残存期間を考えると、 めちゃくちゃ大きいので、 しっかりと交渉すべきなんですが、 覚えておいて欲しいことは、 この場合でも、手数料がしっかりとかかるということです。
(聞く話によるとJAは手数料いらないらしいです)

✔︎健康でいなければいけないということ!

ご存知だと思いますが、 住宅ローンを借りる時には、 銀行がしている生命保険に 加入しなければいけません。
団体信用生命保険というやつです。 となると、10年後も変わらず 健康でいないといけません。
なので、最低限食事に気をつける、 適度に運動をするなどして、 健康管理をきちんとしていかないといけません。
それでも、 病気になってしまった場合は どうしようもないですが、 とにかく、住宅ローンと生命保険が セットであるということを 忘れないことが大切です。

✔︎リスクに備えて貯蓄すること!

最後にお伝えすることは、 コツコツでいいんで、 毎月お金を貯めていってください ということです。 現在の日本の状況を見る限り まずあり得ないことかもしれませんが、 仮に大きく金利が上がってしまったとしたら、 返済負担も上がってしまうからです。

もちろん、景気が良くなるということは、 それに連動して所得も増えているはずなので、 もしかしたら返済が上がったとしても、 なんの問題もないかもしれませんが、 それも含めて、どうなるかなんて 誰にも分からないので、 常に最悪に備えて準備しておくことが とっても大事なことだと思います。

以上の3つが 変動金利を選ぶ場合の心得というか、 知っておくべきポイントです。
ということで、 金利が安いことはとっても重要なことですが、 単純にそれだけで住宅ローンを選ばずに、 こういったことも踏まえながら、 住宅ローン選びをしていただければと思います。

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